戦闘校舎のフェニックス
夜這っすか?
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「うぅ〜・・・イハイ」
「大丈夫ですか、イッセーさん」
「自業自得です」
放課後。部室で顔面をボコボコにされた一誠がアーシアの治療を受けていた。ソファーでは怒っている小猫がお菓子を食べていた。
一誠は元浜松田と一緒に女子更衣室へ侵入し裸を眺めていたが、小猫ちゃんに見つかりボッコボコにされたわけだ。
「まったく。あなたはどうしてそう」
「いや〜。友人に誘われてつい・・・」
訳を聞いたリアスは苦笑いを浮かべていた。つい、で済まされる問題じゃねぇだろ。停学か最悪退学のどちらなんだがな。
「僕の裸ならいつでも見せてあげるのに」
スマイルを浮かべる木場が冗談を言うが、それに一誠は怒りをぶつける。
「黙ってろ木場! 俺は野郎の裸を見たいんじゃなくてスタイルバツグンの女子や発育不足の身体を眺めていてぇんだよ!!」
「・・・発育不足」
「ご、ゴメンよ小猫ちゃん! 別に小猫ちゃんの事を言ったんじゃないよ!!」
小猫だけじゃなく随分と失礼な発言だな・・・十分な差別発言だと思う。
それから他愛もない話をしてると、時間になったので部室を出て3人で帰宅する。
早めに帰った俺は制服から着替え、ベッドに仰向けになっている。小猫とアーシアはリビングで夕飯の準備をしている。ただ黒歌はまだ帰って来てない。基本的にご飯前には必ず帰ってくる。
何もしないでただ時間が過ぎる。
「風呂入るか」
起き上がり風呂場に向かう。服を脱ぎトビラを開けると・・・。
「「あ・・・」」
小猫とアーシアが入っていた。・・・アイヤ眼福眼福っていや!
「す、すまない! すぐに出て行く」
踵を返し出ようとしたが、腕をつかまれ止った。
振り返ると小猫とアーシアが俺の腕を掴んでいた。な・・・何故止めたんだ?
「・・・す、すみません。そ、その。いきなり入ってこられましたから・・・すみません」
「あ。いやその、俺の方こそ悪かった。すっかり夕飯の準備をしてんのかと勘違いして、確認もしないで入って・・・小猫も悪かった」
「・・・大丈夫です。私も分かっています」
小猫は顔を赤くしながら俺を見ていた。
「でも、桐生さんから日本でのお風呂のルールは教えてもらっていますから、大丈夫です」
は? 風呂のルール?
「に、日本のお風呂では・・・は、裸のお付き合いがあると桐生さんから聞きました」
あのメガネ女! 何へんなこと吹き込んでだよ!!
「・・・お風呂で交流をすることで・・・お互いをもっと深く知り合う・・・て」
「あ、アーシアに小猫! あながち間違ってはいないがそれは別の・・・うわッ!」
振り返ろうとした時、石鹸に足を取られアーシアを押し倒してしまった!
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