戦闘校舎のフェニックス
夜這っすか?
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家に同棲したいな」
「クソゥ。美少女2人に囲まれての登校・・・羨ましいぞコノヤロウ! 天罰にでも当たっちまえ!」
・・・登校中にも周囲の視線があって本当に疲れる。
俺が以上に疲弊してんのそ知らずよくもまぁそんなこと言えるもんだな・・・こっちは理性が飛ばさないよう日々耐え抜いてんだっつうのによ。
「あの、トーヤさん。どこか具合でも悪いのですか?」
「先輩・・・大丈夫ですか?」
「気にするな。問題ないさ」
二人の頭を撫でて安心させる。2人は嬉しそうに笑みを浮かべると腕を掴んで抱き寄せてきた・・・黒歌に比べると貧相だが、これはこれで役得と言うものだろうな。
それを見た男子から殺気が飛んでくる。だが実力の差を理解してるのか襲っては来なかった。
学園に到着し、下駄箱で小猫と分かれ教室まで移動する。
「「うぉい棟夜!!」
席に座るなり松田と元浜が駆け寄ってきた・・・朝からうるせぇ奴らに絡まれたよまったく。
「何だよ一体? こっちは疲れてんだよ」
「棟夜貴様! アーシアちゃんのみならず小猫ちゃんとも同棲してるとはどういうことだ!? 説明しろ!!」
「一体どんな手口で口説いたんだ!!」
「小猫にも色々と事情があるんだよ、お前たちに話すことは無いから目の前から消えろ。目障りだ」
「うるさい! 俺たちの質問に答えてもらうまで戻らんぞ!!」
・・・イライラしてきたし、潰してもいいよね?
「生活はどうやってるんだ!? 朝は毎朝起こしてもらっているのか!?」
どう潰そうか考えていると、俺の変わりにアーシアが先に答えた。
「私と小猫さんはトーヤさんとトレーニングを一緒にやっているので自分で起きてますよ。お休みの日には寝坊しちゃいますけど、その時はトーヤさんが私の部屋にきて小猫さんも一緒に起こしてくれます」
「ダニィ!? じゃ、じゃぁ。ご飯をよそって貰ったりとか・・・」
「基本的俺が食事を作ってんだけど、休日にはアーシアや小猫も手伝ってくれる。気が利いて助かっている。最近はアーシアや小猫の料理も上達してきたから今じゃ交代交替で作っている。今日の夕飯はアーシアが作ることになっているから、楽しみだな」
「そんな・・・照れますよ」
頬に手を当て顔を赤くする。それを見た2人は崩れ落ちた。相手にするのが面倒だ。
「お前ら、そんなに彼女が欲しいんなら、一誠に頼めよ。友人なんだろ?」
「「そうか!!」」
急に立ち上がり今度は一誠に向かって突撃していった。やれやれ、やっと静かになったわ。
机にうつ伏せになり一誠たちを見ると、一誠が電話しながら内容をメモした紙を渡すと大いに喜んでいた。お気楽な奴らだ。
あまってる時間、俺は睡眠に割り当てた。
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