第20話
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国の民達を苦しめ続けているのは自分の家族”なのだからエレボニア帝国の滅亡を阻止し、これ以上内戦に加担しないように殺す事で内戦への加担を阻止してくれたリィンお兄さんに感謝してもおかしくはないわよ?確かユーシスお兄さんは”Z組”のみんな同様、”貴族派”と”革新派”が争うエレボニア帝国を何とかしたいと思っていたのでしょう?」
「それは……………」
「………確かにエレボニア帝国を大切に思い、”貴族の義務”を人一倍守ろうとしていたユーシスなら感謝をしていてもおかしくないが、父親であるアルバレア公に加えて心から慕っていたルーファスさんまで殺された事に対しては内心複雑な思いを抱えているだろうな………」
「……………」
レンの推測を聞いたラウラやガイウス、マキアスはそれぞれ複雑そうな表情でユーシスを思い浮かべていた。
「クスクス、手柄の件で思い出したけど、”バリアハート制圧作戦”の時Z組のみんなはユーシスお兄さんを助ける為に”バリアハート制圧作戦”に乱入して、リィンお兄さん達に撃退されたでしょう?あの件もリィンお兄さん達L小隊の手柄でもあるから、そう言う意味ではZ組のみんなも今回の戦争を和解へと導く事に貢献した事になるわね♪」
「へ………」
「ぼ、僕達が撃退された事が両帝国の戦争を和解へと導く事に貢献したって……」
「……それはどういう意味でしょうか?」
レンの指摘を聞いたエリオットとマキアスが呆けている中クレア大尉は真剣な表情でレンに訊ね
「あら。リィンお兄さん達L小隊はエレボニア帝国の武人の中で5本の指に入ると言われている武人――――”光の剣匠”に”鉄血宰相”が見出した様々な優れた能力を持つ人物達―――”鉄血の子供達”、結社”身喰らう蛇”の”執行者”の一人―――”死線のクルーガー”、そして”ゼムリア二大猟兵団”の片翼である”西風の旅団”の団長、”猟兵王”ルトガー・クラウゼルの娘―――”西風の妖精に史上最年少でA級を獲得したエレボニア帝国の遊撃士の中でもトップクラスの元遊撃士――――”紫電のバレスタイン”とエレボニア帝国と戦争をしているレン達メンフィル帝国からすれば、”手柄首”となる人物達を纏めて撃退したのだから、Z組のみんなを撃退した事も手柄になって当然でしょう?」
「そ、それって……」
「………なるほどね。”ラインフォルトグループ”のメイドはメンフィルが敵対している”結社所属”、他は”エレボニア帝国所属”になるから、メンフィルと敵対している勢力の幹部や相当な使い手達は結社やエレボニアと敵対しているメンフィルにとっては”手柄首”になるわね。」
「セリーヌッ!」
レンの説明を聞いてある事に気づいたトワは不安そうな表情をし、セリーヌ
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