第20話
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層部に頼んで”敵国”のあたし達をメンフィル軍が計画している作戦に参加させるなんて不可能よ。」
「……まさか件の人物が、よりにもよってアタシとエマが”導く”事は絶望的と思われていた”起動者”だったなんてね………と言う事は”総参謀”を討ったのもリィンなのかしら?」
理由を知ったラウラは複雑そうな表情で呟き、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏って黙り込み、悔しそうな表情で声を上げたトヴァルの推測にマキアスが複雑そうな表情で指摘している中フィーとサラはそれぞれ呆れた表情で指摘し、セリーヌは疲れた表情で呟いた後ある事に気づいてレンに訊ねた。
「ええ。”パンダグリュエル制圧作戦”でも”バリアハート制圧作戦”でアルバレア公を討った時のように、リィンお兄さんが今までの人生で結んだ”絆”――――仲間達の力を借りてリィンお兄さん自らの手で”総参謀”ルーファス・アルバレアを討ったのよ♪」
「つまりリィン様は両帝国の戦争を和解へと導いた”英雄”にして、ユーシス様にとってはご家族の”仇”でもあると言う事にもなりますわね……」
「そ、それは………」
「シャロンッ!」
レンの説明を聞いて重々しい様子を纏って呟いたシャロンの言葉を聞いたトワが不安そうな表情をしている中アリサは声を上げてシャロンを睨んだ。
「ユーシスは彼がルーファスさん達を討った人物である事を知っているのだろうか………?」
「――――勿論知っているわよ。」
ガイウスがふと呟いた疑問に対してレンは小悪魔な笑みを浮かべて答えた。
「”知っている”って……まさかユーシス君にリィンさんがユーシス君の家族を討った”仇”である事を教えたのですか………!?」
レンの答えを聞いてオリヴァルト皇子達と共に血相を変えたジョルジュは信じられない表情でレンに訊ねた。
「ええ。アルバレア公やルーファス・アルバレアを討った人物がリィンお兄さんである事やリィンお兄さんが戦争に参加した理由も全てレンが説明してあげたわよ。」
「……リィン君がルーファス君達を討った”仇”である事を知ったユーシス君はやはり、リィン君に対して憎んでいる様子などを見せたのだろうか……?」
「うふふ、憎んでいる所かリィンお兄さんに感謝している事を伝えて欲しいって言っていたわ。」
「ええっ!?リィンさんはユーシスの家族を殺したのに、どうしてユーシスはリィンさんに感謝しているんですか……!?」
オリヴァルト皇子の質問に答えたレンの答えを聞いたエリオットは信じられない表情でレンに訊ねた。
「あら、今回の戦争勃発の”元凶”がユーシスお兄さんの父親であるアルバレア公である事を考えたら、”エレボニア帝国自体が滅亡する危機に陥った原因や内戦に加担し、エレボニア帝
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