第19話
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その要請に応える義務はない。」
するとその時レーヴェがオリヴァルト皇子達に近づいてきた。
「!!」
「あんたは……!」
「あ………っ!」
「ケ、ケルディックの時の……!」
「………”剣帝”。」
レーヴェに気づいたクレア大尉は目を見開き、サラは厳しい表情で身構え、エリオットとマキアスは不安そうな表情でレーヴェを見つめ、フィーは警戒の表情でレーヴェを見つめて呟いた。
「ええっ!?そ、それじゃああちらの銀髪の方がエリオットさん達がケルディックで戦ったという元結社の”執行者”なんですか………!?」
「貴方がケルディックでエリオット達を阻んだ………」
「………なるほど。教官とクレア大尉の加勢がありながら、エリオット達が敗北した話も頷ける。こうして相対するだけでも、貴方が尋常ならざる使い手である事が感じられる。」
「ああ。恐らく彼の実力は私とそれ程変わらない―――いや、もしかしたらそれ以上の実力の持ち主かもしれないな。」
レーヴェの事を知ったエマが驚いている中ガイウスは真剣な表情でレーヴェを見つめ、ラウラとアルゼイド子爵はそれぞれレーヴェの実力を感じ取った。
「ほえ〜っ!?”光の剣匠”以上って、”剣帝”ってどんな滅茶苦茶な強さなの〜!?」
「エステル達はよくそんなとんでもない相手を2度も退ける事ができたな………」
「ハハ、しかもエステル君達の話によるとどちらの戦いも彼は”本気”を出していなかったそうだよ。」
アルゼイド子爵の推測を聞いたミリアムは驚き、トヴァルは疲れた表情で溜息を吐き、オリヴァルト皇子は苦笑していた。
「フッ、少なくてもヨシュアとの一騎打ちの時は”本気”で剣を振るったがな。それと………話には聞いていたがまさかお前が放蕩皇子達に手を貸していたとはな――――執行者No.\、”死線のクルーガー。”」
オリヴァルト皇子の言葉に対して静かな笑みを浮かべて答えたレーヴェはシャロンに視線を向け
「へ………シャ、シャロンさん、そちらの人とお知り合いなのですか!?」
「知り合いどころか、”仲間”なんじゃないのかしら?何せ、同じ結社の”執行者”なんだからね。」
「シャロン…………」
レーヴェの言葉を聞いたマキアスは驚いてシャロンとレーヴェを見比べ、ジト目でシャロンとレーヴェを見比べて呟いたサラ教官の推測を聞いたアリサは複雑そうな表情でシャロンとレーヴェを見つめていた。
「うふふ、お久しぶりですわね、レーヴェ様。”今の私”の”愛”と”献身”はお嬢様と会長―――”ラインフォルト家”に捧げられているのですから、私がお嬢様達と共にこの場にいるのも当然の流れですわ♪」
「フッ、相変わらず喰えない女だ。………それにしても以前会った時と
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