暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜白と青の軌跡〜
ユニークスキル
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俺は今、1人で迷宮区にいた。

「よし、レベルアップ。」

今の俺のレベルは78。

攻略組の中でも頭一つ分は高い。

「それにしてもこの剣、凄いな……」

第50層のLAだった『アスペラーレ』という剣、確かイタリア語で希望…とかだった気がする。

今の俺の装備の色とあっているので装備してみたが、ステータスも全く問題なく魔剣クラスの物だ。

「運が良かった…んだな。」

俺は再び剣を振るい続けた。




気が付くと日が暮れていた。

この当たりは日が暮れるとポップするモンスターのアルゴリズムが変わるため、ソロプレイヤーには好まれなかった。

「そろそろ帰るか。」

そう思い、転移門に向かった。



俺が借りている宿前に知り合いがいた。

「お帰りなさい、ライくん。」

「ただいま……って。」

俺は当たり前のように返したが、当たり前じゃないことが一つ。

「何でここにいるんだ?」

「何でって会いたくなったからだけど?」

「いやいや、昨日会ったよな?」

そう俺が反論すると、頬をむっとしてから俺の手を引っ張り……

「細かい事はいいの!」

「ちょ、離して!」

「良いから黙ってついてきなさい!」

「俺、何かしたっけ……?」




連れていかれた場所はアスナ達のギルドホーム。

「えっとー、はい?」

「連れてきたよー」

「お、来たな!」

そこにはキリト、リズ、シリカ、エギル、クラインと風林火山のメンバーとアスナだ。

リズはアスナを通して関わり、シリカについてはキリトを通して関わった。

もちろん、クラインと風林火山のメンバー以外はキリトが作ったギルドメンバーだ。

「何でこのメンツに俺が呼ばれるんだ?」

「まぁまぁ、座んなさいよ。」

「お久しぶりです、ライアさん。」

──おい、リズ。少しはシリカを見習いなさい。

「久しぶりだな、シリカ。」

そう言って俺は席に座る。

「ごほん、では質問会を始める。」

「じゃあ俺様からいいか?」

「なぁ、俺って強制参加?」

「うん、そうだよ?」

──俺に拒否権は無いのか!?

と言うことで何故か始まった質問会。

質問内容は一つだったため、すぐに終わったのだが……

「前のライアのあの剣技は何だってんだ?」

「前の?」

アスナ達女性陣は頭の上に『?』を浮かべていた。

「あー……言わなきゃだめか?」

「当たり前だろ、あんなの観たことない。」

今のはエギルだ。

キリトはソワソワしながらウィンドウを動かしていた。

「はぁ……エクストラスキルだよ、一刀流。」


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