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転生とらぶる
ガンダムW
1726話
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してその後釜を任せた国とは友好関係を結べそうだったな。
 結局、門の異常で向こうの世界との接続は途切れたが。

「そんな訳で、俺達シャドウミラーはこう言ってはなんだが、空間転移装置を半ばランダムで起動させて、今まで接触した事のない未知の世界を見つけていく訳だ」

 正確には未知の技術の収集という一面も強いのだが、異世界間貿易を含めて異世界間条約を結ぶ為の世界を増やしているというのも間違いのない事実だ。
 そういう意味では、このW世界はガンダニュウム合金という当たりがあったんだが……

「……アクセルは……いや、その前に国家の代表という以上は呼び捨てにするのは不味いかな?」
「そうだな、今はまだ正式に国交を結んでいる訳でもないんだし、その辺りは適当でいいさ。しっかりと国交を結ぶ事が出来たら、人前では相応の呼び方をしてくれればいい」
「ふむ、そうか。ではそうさせて貰おう。……では、改めて。アクセルが国家の代表という事は、当然そのシャドウミラーという国を率いている身なのだろう? その、こう言ってはなんだが、何故一国の代表ともあろう者がそんな危険な真似を? それこそ、部下や雇った相手に任せるといった真似はしないのか?」

 ノベンタの言葉に、よく言ったと周囲の者達が頷く。
 ……ヒイロまでもがノベンタの言葉に頷いているのを見ると、やはり普通の感覚では一国のトップが未知の世界に単独で転移していくというのは信じられない出来事なのだろう。
 特にこの場には各組織のトップや、それに近い位置にいる存在が集まっている以上、その考えは更に強いらしい。

「そうだな、普通ならノベンタの言葉通りだと思う。……けど、それでも俺がやるべき理由というのは幾つかある。まず、ホワイトスターとの間に転移装置を繋げていない状況では、世界と世界の間に時差が起きる時がある。……つまり、下手をすればこっちの世界で1年経っていても、ホワイトスターではまだ1日しか経っていないとか、その逆とかな。そうなると、普通の人間には友人、知人、家族、恋人……そのような者達と年齢が離れることになる……という理由は最初にあったな」
「……最初?」
「ああ。まぁ、その辺は後で機会があったらまた話すよ」

 シャドウミラーに所属すれば不老になれるという事を知れば、色々な意味で暴走する奴が出て来かねない。
 特にデルマイユなんかはそうだろう。
 今はロームフェラ財団の実権をトレーズに奪われているようなものだが、不老の事を知れば何をどうするのやら。
 ……少なくても、不老になるというのはシャドウミラーに所属する者限定の特典であり、そしてシャドウミラーにはデルマイユのような奴はいらない。

「そして俺がこんな事をやっている最大の理由は……俺個人としての強さからだ」

 は? と、
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