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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
312部分:第二十六話 袁紹、劉備を迎えるのことその四
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第二十六話 袁紹、劉備を迎えるのことその四

「我が袁紹陣営に援助して欲しいと」
「貴殿の治める四州はかなり豊かだと聞いている」
 関羽もここで話す。
「よければ援助して欲しいのだが」
「麗羽様、どうします?」
「ここは」
 文醜に顔良も主に問う。
「受けますか?それとも」
「断りますか?」
「幽州の民が困っておりますのね」
 まずはこう言う袁紹だった。
「そうですわね」
「そうだ、今のところ餓えている者はいない」
 公孫賛が説明する。
「だが。このままではだ」
「わかりましたわ。それではでしてよ」
 袁紹も彼女の言葉を受けてから述べた。
「その申し出受けさせてもらいますわ」
「そうか、有り難い」
 公孫賛は袁紹の今の言葉を聞いて満面の笑顔になった。
「これで幽州の民も救われる」
「ただし」
 しかしであった。ここで言う袁紹だった。
「それには条件がありましてよ」
「条件!?」
「条件っていうと」
「一体」
 それを聞いて公孫賛だけでなく劉備達もいぶかしんだ。
「何だというのだ?悪いが幽州には金もないぞ」
「お金ではありませんわ。ええと、どなたか存じませんが」
 袁紹はまだ公孫賛が誰なのかわかっていなかった。
「その、どなたでして?」
「やっぱりわかりません」
「誰なのでしょうか」
 田豊と沮授も相変わらず首を捻っている。
「会ったことがあるのは間違いないですが」
「それでも一体。誰なのか」
「ああ、もういい」
 公孫賛も完全にだ。諦めた顔になって述べた。
「いいから。とにかく条件とは何だ?」
「決まっていますわ」
 袁紹は悠然とした笑みを浮かべてみせて返してきた。
「それは」
「まさか」
「あれか?」
 張飛と馬超は今の袁紹の言葉にぎくりとした顔になった。
「あの大会なのだ?」
「あれをするのかよ」
「わたくし達と勝負をしてもらいますわ」
 袁紹はこう言葉を続けてきた。
「知力、武力、服装のセンス、その他様々なことで」
「やっぱりそれなのだ」
「本当にこの人好きだよな」
 張飛と馬超の顔がいよいよ本格的に曇ってきた。
「何かあるとすぐするのだ」
「最後は鰻だしな」
「ああ、あれか」
 趙雲は既に二人からその話を聞いていた。
「鰻を胸で掴むのだったな」
「幾ら何でもそんな気持ち悪いことはできないのだ」
「身体中鰻に這い回られてぬるぬるになっちまうぜ」
「それはまた淫靡だな」
 それを聞いてこうも述べた趙雲だった。
「面白そうではないか」
「そもそも胸で掴めない娘はどうするのかしら」
 黄忠はこのことを問題にした。
「そうした場合は一体」
「その場合はですね」
「脚の間とか脇の下とかを使うんだよ」
 顔良と文醜がこう彼
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