第七幕その十二
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「次はね」
「うん、次はね」
「熱帯のお花の方に行こうね」
「そうしようね」
「太田さんまだいるかしら」
「おられたらいいね」
「彼がいたら」
先生はにこりとしてでした、こんなことを思いました。
「そろそろ十時だしあちらには喫茶店もあるから」
「その喫茶店でだね」
「お茶をするんだね」
「そうしようかな、しかもあちらは暑いから」
熱帯のコーナーだけあってです、室温もその様に設定されているのです。元々植物園のサンルームの中なので暖かいのでえすが。
「いつもと変わったものを飲もうかな」
「お茶を飲むにしても」
「そうするんだ」
「アイスティーがいいかな」
飲むお茶はというのです。
「それもレモンティーをね」
「アイスレモンティーなんだ」
「そちらにするんだ」
「そうしようかな」
こう皆に言うのでした。
「今回はね」
「そしてセットはどうするの?」
「ティーセットの方は」
「南国のフルーツかな、キーウィもパパイヤやパイナップルに」
そうしたものでというのです。
「後はドラゴンフルーツやマンゴーかな」
「いいね、じゃあね」
「フルーツのティーセットといきましょう」
「あちらに太田さんがおられたら一緒にね」
「一緒に楽しみましょう」
動物の皆も応えました、そしてです。
皆は熱帯植物のコーナーにいました、そして先生達を見付けて笑顔で言ってきました。
「またお会いしましたね」
「うん、そうだね」
「ずっとここで観ていました」
太田さんは先生に笑顔で答えました。
「お花達を」
「そうだったんだね」
「はい、色々なお花を観ていました」
「そして後でだね」
「また描きます」
絵をというのです。
「そうします」
「このお花達もかな」
「そうしようかって思っています」
「そうなんだね。じゃあね」
「そうしてもですね」
「いいと思うよ」
「それじゃあ」
太田さんは先生のお言葉に笑顔で頷きました。
「そうしていきます」
「前に進めるなら進んで。そして」
「そして?」
「お茶を飲めるならね」
先生はにこりと笑って今回の本題にです、お話を移しました。
「飲もうね」
「お茶をですか」
「そう、それをね」
「お茶ですか」
「そう、どうかな」
「ひょっとして」
「そう、僕達は今からお茶の時間だけれど」
動物の皆にお顔を向けてです、先生は太田さんにお話しました。
「どうかな」
「僕も一緒に」
「うん、よかったらね」
「いいんですか?僕も」
「遠慮は無用だよ」
先生は太田さんにこうも言いました。
「ではいいね」
「それじゃあ」
「うん、今から一緒にね」
「お茶ですね」
「そうしようね」
こうしてでした、先生達は太田
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