309部分:第二十六話 袁紹、劉備を迎えるのことその一
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第二十六話 袁紹、劉備を迎えるのことその一
第二十六話 袁紹、劉備を迎えるのこと
劉備一行はその袁紹の本拠地である?に着いた。そこは相変わらずの繁栄ぶりだった。
「政治はいいんだけれどな」
「そうだな」
馬超と趙雲もそれは認めた。
「あれで人間性がまともならなあ」
「何も言うことはないのだがな」
「けれどそれは仕方ないわね」
黄忠も言う。
「あの人がまともなら何かおかしな気がするわ」
「何か袁紹さんって凄く変な人なんだね」
馬岱もそれはわかった。
「涼州の内政もかなり上手くいってるらしいけれど」
「ですから袁紹さんですから」
孔明も袁紹自身に問題があるというのだった。
「政治と戦争はともかく人間性は凄くアンバランスなんです」
「だから妾の子なんかどうでもいいのだ」
「そう思うのだがな」
張飛と関羽も述べる。
「それでもあの人は違うのだ?」
「複雑な話だな」
「まあ人は色々あるわ」
神楽もそれを言う。
「とにかくね。今は袁紹さんのところに行きましょう」
「うん、早く剣を返してもらわないといけないから」
劉備も両手を胸の前で拳にして話す。
「早くね」
「そうだな、私も用がある」
公孫賛も話す。
「行くとしよう」
そしてここにだ。何人かやって来た。まずはだ。
「おっ、あんた達確か」
「そうだったな、前に大会に出てたのな」
「そっちの二人は」
ビリーにアクセル、ローレンスだった。
「何だ?何かあったのか?」
「俺達もやっとこっちに戻ってきたんだがな」
「それで今度は何の用件だ」
「袁紹さんに御会いしたいんですけれど」
劉備が三人に申し出た。
「それでこちらに来たんですけれど」
「ああ、袁紹殿な」
「丁度今こっちにいるしな」
「それなら案内をするか」
三人はそれぞれ顔を見合わせて話した。
「じゃあ今からな」
「こっちだ。来てくれよ」
「それで会うといい」
「有り難うございます。それじゃあ」
劉備は笑顔で三人に応えた。そうしてだった。
袁紹のその宮殿に入った。そこで袁紹と会うことになった。その時袁紹は政務にあたっていた。両脇には顔良と文醜達がいる。
「麗羽様、何かお仕事が凄くたまってますけれど」
「西に行ってる時も仕事してたのに何でですかね」
こう袁紹に言う二人だった。
「ちょっとこれはかなり」
「どんどん来てますよ」
「わたくしも不思議に思ってますわ」
袁紹にしろ実際そう思っているのだった。
「これはかなり」
「確かに四つの州と異民族の分ですから量は多くなりますけれど」
「これ多過ぎません?」
「そう、異民族ですわね」
袁紹はそこを指摘した。
「異民族のことが特に多いですわ
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