月夜の黒猫団
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らなぁ。」
──は?今コイツは。
「何つった?」
「おぉー、キレた青の剣士様は怖いぜぇ?」
後ろの4人は訳が分からないのか固まっていた。
「な、なぁライア……お前……青の剣士なのか…?」
ケータが震える声で聞いてきた。
「……あぁ。」
「まさか招待隠してたのかぁ〜?ヘッド、コイツ俺が殺したい。」
「何言ってやがる、俺の獲物だ。」
──どうする、どうする!
「さぁ、It’s show time」
そこからは一方的な殺意だけだった。
俺は4人を守ることに集中し、剣を振るう。
だが、3対1の時点で不利になることは分かっていた。
「負けるわけにはいかねぇーんだ!!」
「くっ、そがぁぁぁぁ!」
俺はジョニーの腕を切り落とし、動けなくする。
「次だー!」
ザザの細剣が鋭く突き刺さる。
「っ……はぁぁぁぁ!」
だが、その突き刺さった部分を手で握り、剣でザザの身体を刺す。
「あめぇーだよ、青の剣士。」
「ぐはぁ!」
ダッカーの声が聞こえた。
「え…?」
次に聞こえるのはポリゴンの音。
サチの叫び声、ケータの怒号、テツオの罵声。
「PoH、貴様ぁぁぁぁぁ!」
俺はザザを突き飛ばして、Pohに向かって走り出した。
だが、腕を切り落としたはずのジョニーとザザによって邪魔をされる。
──やめろやめろやめろ!
「そこを……退けぇぇぇ!」
俺はがむしゃらに剣を振るう。
だが、次に視界に映ったのは─────。
テツオがポリゴンへと変わり、ケータのHPが削られていく。
PoHの手によって、目の前で。
『約束する、必ず君を君たちを守る。』
──約束……した……んだ……俺は彼らを……!
そして、ケータがポリゴンへと変わった。
「ケーター!!!!!」
俺は、ジョニーとザザの首を飛ばしPoHに向けて剣をふるった。
グサッ
「え……」
だが、サチには剣が刺さっている。
徐々にHPが減っていく。
──何故だ、何故彼女のHPが……
「ざまぁだな〜、青の剣士!」
PoHが投げた投剣によってだった。
俺はサチと目が合った。
そして──────。
『────────────。』
パリン
「あ……あぁ………。」
俺の中で何かが壊れた。
──彼女は最後、何て言ったんだ…?
俺は膝から倒れた。
──守れなかった、約束した、必ず守ると……だが!
「じゃあな、青の剣士。」
そう言ってPoHは消えた。
残ったのは俺と負の感情。
この日、月夜の黒猫団は一人のプレイ
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