【じいちゃんと姉ちゃんと時々おじさん】
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ボルトの眼の事で事前に連絡を入れておき、ナルト、ヒナタ、ボルト、ヒマワリは日向家へと向かった。
──待ちわびていたとばかりに早速出迎えてくれたのは、ナルトにとっては義父、ボルトとヒマワリにとっては祖父のヒアシだった。
「ボルト〜、ヒマワリ〜、おじいちゃんじゃよ〜!」
デレデレと二人の孫を抱きしめ、頬ずりするヒアシ。ボルトは若干迷惑そうだが、ヒマワリは楽しそうに祖父を抱き返している。
「父様ったら、私の甥っ子と姪っ子を独り占めしないでよねっ。…ボルト〜、ヒマワリ〜、ハナビお姉ちゃんよ〜!」
叔母であるハナビも二人をぎゅっと抱きしめる。
「──ほら、次はネジ兄様の番よ!」
「えッ、お、俺もか……!?」
従妹のハナビに促されたネジは躊躇したものの、伯父のヒアシとハナビを真似て、少し恥じ入りながらも笑顔でボルトとヒマワリを両腕に抱き寄せた。
「ね、ネジおじさんだよ〜…!」
「わ〜い、ネジおじさ〜んっ!」
ヒマワリはとても嬉しそうにぎゅうっと抱き返すが、ボルトは嫌がってはいないものの面倒そうな顔をしている。
「…白眼について話を聴きに来たのだったな。道場の方で話すとしよう」
ヒアシは先程の孫に対するデレ顔から普段の威厳のある顔つきに切り替え、ボルト、ナルトとヒナタを伴って日向道場へと向かい、ネジとハナビはヒマワリの相手をする。
「──お兄ちゃんね、今朝起きたら厨二病になってたんだよ? ヒマ、びっくりしちゃった」
「ん? ボルトが、ちゅうにびょう……??」
その聞き慣れない言葉に、困惑するネジ。
「な、何か悪い病気にでもかかったのか、お兄ちゃんは」
「あー、まぁ厨二病は厄介よねぇ。拗らせると大人になっても治らないみたいだし」
ハナビの言葉に、ますますネジは困惑する。
「な、なんだと…?! 日向家に来るより、病院に行った方が良いんじゃないか…!?」
「落ち着いて、兄様。思春期なら誰でもなる可能性あるし、拗らせなければ大人になるにつれて自然消滅するわよ。ほら、今人気の映画……あれの影響受けてるんじゃない? 兄様は流行りものに疎いからほとんど知らないでしょうけど」
「と、とにかくボルトには“ちゅうにびょう”とやらを克服してほしいものだ……」
真面目に心配している従兄の様子が、ハナビには妙に可笑しく見えた。
「お兄ちゃん、魔眼……じゃなくて、白眼開眼したって言ってたけど、おじいちゃんに見てもらえばほんとかどうか分かるかな?」
「白眼は先天的なものからヒマワリみたいに突然開眼したりするから……、まぁヒマワリの場合は普段蒼目だし、今の所すごく怒った時しか白眼に切り替わらないものね」
「ボルトも、感情の昂りか
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