アインクラッド編
デスゲームの始まり
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。」
「オレサマも負けてらねぇーぜ!」
ソードスキルをものにし慣れた様なので、アスナとクラインに声をかけた。
「そろそろ落ちる?」
「17時過ぎてるもんな。」
「うそ、凄い楽しくて時間を忘れちゃってたよ。」
「ピザ頼んでるの忘れてたわ、それじゃあオレサマは落ちるわ。」
そう言ってクラインはウィンドウを操作する。
「あり、ログアウトボタンがねぇぞ?」
「そんなわけないだろ。」
「オメェらも見てみろよ!」
アスナとキリト、俺はウィンドウを操作し探すが本来あるべき場所にないログアウトボタン。
「な、何で無いんだ……?」
「運営側もピンチだろうな、当日にこんな事があったんだから。」
「バグだろう、すぐにアナウンスが入るさ。」
「でも、そろそろアナウンスあってもいいよね…?」
そんな会話していた瞬間、俺達の身体が光だした。
「「うわぁ!?」」
「「おわ!?」」
──強制転移か!?
その後に待っていたのは、茅場晶彦と名のるアバターからのデスゲームの説明。
ざっくりと言えば、HPが0になった瞬間現実世界の自分も死ぬということ。
アバターの姿が現実の姿に変わっているということ。
そして生きたければ、このゲームを100層までクリアしろということ。
先程までの歓喜の声から一転して悲痛の叫びへと変わった。
そこからはキリト達と別れ、俺はアスナを落ち着かせるために宿へ走る。
──くっそ、何とかしてアスナだけでも……!
「この部屋を一つ!」
そうNPCに怒鳴ってから借りて、階段をかける。
急いでドアを開け、ずっと黙り続けているアスナをベッドに座らせる。
「アスナ、落ち着いて俺の話を聞くんだ。」
アスナは声は出さないものの、しっかり頷いた。
「俺はこれからフィールドに向かう。」
フィールドという言葉を聞いた瞬間、アスナの身体はビクッと反応した。
「だからアスナ、君はここに残るんだ。」
「………ゃ」
「え?」
「何で…どうして…フィールドに出ようとするの!」
アスナは伏せていた顔を上げ、俺を睨みつけた。
「還るためだ。」
「だからって、あおくんが危険にならなくたっていいじゃない!他の誰かが……!」
「明日奈!」
俺は明日奈の肩をぎゅっと掴み、キレ気味に言った。
「俺は、そうやって誰かを犠牲にして安全に生きていくぐらいなら自分もそいつ等と同じ場所に立ち、このゲームを終わらせたいんだ!」
「……!?」
「確かに死ぬかもしれない、でも。」
俺は腰にある剣をぎゅっと握りながら立ち上がり、扉へと歩く。
「何もしないで、た
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