悲しき少女の思い出は
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、部屋の外から爆音が響いてきたのは。
「なんじゃ!?」
「アルカディオス様・・・」
部屋の前の扉から大きな音が聞こえてきた。すっかり気の抜けていた俺たちも、すぐさま立ち上がり引き締め直す。
ガチャッ
爆音から数秒後、部屋の扉がゆっくりと開かれる。そこにいたのは、黄緑色の髪をした青年だった。
「アルカディオス様!!」
その後ろには白目を向いて倒れているアルカディオスさんを始めとした餓狼騎士団の皆さん。全員意識を失っているところを見ると、この男が突破してきたのだとすぐに理解できた。
「やはりここにいるのは治癒魔法の使い手たちか。他のものはすべて出払っているようだな」
俺たちの顔を見ながら冷静な分析をしている黄緑色の頭をした青年。すると、彼を見たシェリアたちが俺に耳打ちしてくる。
「あいつだよ、レオンの攻撃を止めたの」
「たぶん向こうのリーダーの人だよ」
「へぇ」
初めて見た敵のリーダー格。リオンさんの危惧していた通り、こいつが抜け出てきたのか。
「絶対止めるよ!!ウェンディ、シェリア」
「「了解!!」」
王様たちを後ろに下げて前に出る。ここは意地でも抜けさせないぞ!!
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