ガンダムW
1725話
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いった真似をすれば、暗殺され放題だ。……命は普通なら1つしかないが。
ともあれ、俺の言葉を全員が了承したのを確認してから、サリィに声を掛ける。
「サリィ、この連中を客室まで連れていってくれ。それが済んだら、お前はHLVの武装で援護を頼む」
「いいですけど……知っての通り、HLVの武装は……」
サリィが何を言いたいのかは分かっていると、頷きを返す。
HLVに装備されている武装は、マシンキャノン。
近距離であればMSに対してもある程度有効だが、離れている場所からではMSを相手にすれば殆ど無力と言ってもいい。
だが……今回俺がやって欲しいのは、あくまでも牽制だ。
それなら、マシンキャノン程度でも十分だろう。
「牽制でいい」
それだけを告げると、俺はそのまま空中に浮く。
既に綾子もデュオも五飛も、全員が自分の機体に向かっている。
それだけに、俺も後れを取る訳にはいかなかった。
……まぁ、俺が空を飛んだ事でまた騒ぎが起きているが。
転移魔法やら炎獣やら操影術やらを見せているんだから、それこそ今更空を飛んでいるくらいで驚かれてもな……というのが、俺の正直な気持ちだ。
人間にとって、空を飛ぶというのはそれ程に大きな意味があるんだろうが。
ともあれ、そのまま騒いでいる整備員を含む他の面子には構わず、ウイングゼロのコックピットに乗り込む。
乗り込むのに手間が掛からないというのは、こっちとしては非常に楽だ。
そんな事を思いながら、機体を起動させていく。
『アクセル、悪いけど先に出るぜ』
最初に機体を起動して行動を開始したのは、予想外な事にデュオ。
まぁ、考えてみればトールギスは幾ら性能が良くても古い機体だ。
色々と改修は加えているが、それでも機体の立ち上がりという点においては後回しにされていてもおかしくはない。
続いて五飛のアルトロンガンダムが出撃し、ウイングゼロとトールギスは丁度同じくらいに機体の起動が完了する。
「綾子、デュオ、五飛。まず大事なのはHLVを守る事だ。……トレーズが今回の件の裏にいる以上、恐らくかなりの戦力が用意されていると思う」
俺達シャドウミラーを計算に入れてのオペレーション・サンライズだという話だしな。であれば、当然のようにこちらを抑える事が出来る程度の戦力は用意されているだろう。
『了解』
短い返事が聞こえ、同時に早速爆発音が聞こえてくる。
まぁ、トーラスカノンは遠距離攻撃の武器だが、それでもビルゴのビーム砲よりは射程が短い。
いやまぁ、ガンダムの開発者達が開発したヴァイエイトやメルクリウスをベースとして開発されたビルゴと、OZの技術者が開発したトーラスとでは性能が違って当然なのだが。
ともあれ、俺もまたウ
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