暁 〜小説投稿サイト〜
マイ「艦これ」「みほ2ん」
第38話<偽善者>
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
、まずは従うべきか。

「了解」
そう応えながら私はハンドルを切った。

 軍用車は『水木しげるロード』と書かれた駅前の大通りに出た。いわゆるアーケード商店街だ。空襲警報が出ているから、ほとんど人通りは無い……と、左右を見て一瞬、ドキッとした。

隣の深海棲艦がボロボロと涙を流している。

(参ったな)
日向に蹴られた所が、どこかが痛むのだろうか? だが申し訳ないが今は構っていられない。

 私は直ぐに妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ通りを左折した。直ぐに正面に信号機とアーケードが見える。

本当はダメだが非常事態だ。陸軍も憲兵も文句は言うまい。私は赤信号を強行突破。さらに一方通行のアーケードをまた逆走する。

 アーケードを出たところで上空を確認。瑞雲も2機、車に並走して飛行していた。

「そろそろ敵機が来ます!」
日向が後ろから叫ぶ。

「了解……」
そう言いながら私は何気なくバックミラーを見た。

「うっ!」
(……沈黙)

私は見てはいけないものを見てしまったようだ。頭に血が上る。

(ごめん、日向)
お前のズボンみたいなそれ、よく知らなかったが……一応スカートだったのか。

夕立もそうだったが艦娘の服装って、どうして『ミニ』が多いのかな。

(きっと、風が悪い)
そういうことにしておこう。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ