53会議(独演会?)終了
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が仲間に入ったので問題の大半が解決した。
『他の「悲劇のヒロイン」の皆さんは、かなり救われていますね? 必ず自殺を成功させて自分を切り裂いて死ぬ川澄さん。後悔の念に苛まれて、いずれ力を使い果たして、どこにも誰にも救いを求められず自殺する倉田さん。病気が治らず、たった一つだけ使える「奇跡」を利用して生きている美坂さんの妹栞さん。その予備、相沢くんと結ばれれば死んだ栞さんを子供として召喚できる美坂さん。たった一ヶ月の逢瀬の後、子供を授かっていなければ泡になって消えてしまう沢渡真琴さん。魂まで呼び合う恋人を失い、心が折れてしまえば死ぬ天野さん。中々順調なようですが、奇跡でもあゆさんは復活できません。さあ、どうやって救いましょうか?』
救いに駆け付けてくれた感謝と共に愛しながら呪った実の姉。歌声と支配力によって、あゆから恐怖と苦痛を取り除いてくれた佐祐理。不自由な身体のまま、光の速さで駆け付けてくれて、残りの命を使って病院まで運んでくれた栞。「ゆうくん」がいなければ生きていけない美汐。あゆは救えなかったが、祐一の記憶を消して救ったが、天使の人形になる使い魔たちを祐一本体からも切り離した名雪。、
その中でもあゆを呪った舞と、記憶を消した名雪は殺しても足りない相手で、祐一本体からあゆの記憶を根こそぎ奪い取って、その記憶を持つ祐一の使い魔たちを舞の魔物のようにホームレスにしてしまった悪魔だが、天使の人形の全てを自分の身体に取り込んで、七年間生存と活動のエネルギーを供給し続け、縁のある少女達をこの地で救わせてくれた恩人でもあった。
実の姉も、命を使い果たした栞に命の補充をしてくれて、壊れたあゆの身体を修復してくれた本人でもあるので、自傷自殺しているのを見逃しても、命までは奪えなかった。
安楽にイク探偵さんは、教卓に肘をついて顎を持って灰色の脳細胞?で思考を巡らせた。
思考の大部分はピンク色の妄想とかに汚染されているので、下ネタの方が得意であった。
『明日、月宮教団に身体を持ち込んで、数千人の信者、モニター越しには数万の信者が祈る中で「この世の破滅を回避させる天使、56億8千万年の彼岸から、神人で現人神で未来仏を召喚する」と言うのはどうかしら?』
(そんなことができるのかい?)
もう誰も信用せず、他人の力を借りるときは、命を食い荒らして奪い、あゆの身体に食べさせてきた天使の人形。
変な宗教の狂信者を使って、怪しげでお綺麗な天使や未来仏を召喚するような、穢らわしい思考であゆを汚染するつもりは無かったので、そんな考えすら起こさなかったが、委員長の計算によればそれは可能らしい。
『ええ、呪いと苦しみと、怨嗟の声に溢れた身体は、あゆさんに食べられてしまった命と同じ地獄の底に引き込もうとしています。そのマイナス要因も失敗の原因で、どうしても貴
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