ガンダムW
1724話
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うする? オペレーション・サンライズとかが行われたらしいが」
その言葉で、ようやく我に返ったのだろう。最初に動き出したのはヒイロ、カトル、トロワの三人だった。
だが……当然ながら、会議室は消滅してしまっており、建物その物も殆ど使い物にならないくらいに被害を受けている。
そうである以上、当然のように通信装置は存在しない。
ましてや、MSは……
「アクセル、何とかならんか!?」
ガンダムのパイロット達の次に行動に出たのは、セプテム。
ヒイロ達が俺に話し掛けるのを遠慮しているところで、俺達に向かって話し掛けてきたのは、それこそこれまでの付き合いがあるからこそだろう。
「そうだな、MDを含めて敵もいなくなったし、どうとでも出来るぞ」
地面に倒れ込んでいる有人機のMSを一瞥しながら、そう告げる。
本来ならあのMSも空間倉庫に収納しておきたかったんだが……まぁ、それは後回しでいい。
どうせパイロットが焼け死んでいる以上、コックピットは色々と酷い事になってるのは間違いないし。
あのトーラスを入手しても、それこそキブツにそのまま突っ込むというのが一番分かりやすい使い方だろう。
そしてキブツに突っ込むのであれば、それこそトーラスの1機や2機よりも隕石の1つや2つの方がいいのも事実だし、それ以外でも各世界から産業廃棄物を始めとしたゴミが大量にホワイトスターには運ばれてくる。
……まぁ、ホワイトスターと連絡が取れない現在の俺では、そんな心配はするまでもない事だが。
一応ここは連合軍の勢力圏なんだし、ここに置いておけば連合軍が何とかしてくれるだろう。
ましてや、放っておけばそれこそトレーズ達に回収されるだろうし。
……蛇の炎獣がMSの内部を移動していく際に何ヶ所も焼いているのを考えれば、回収しても使い物になるのかどうかは分からないが。
「アクセル、では頼む。私は現在の連合軍がどのような状況なのか……そして地球がどのようになっているのかを確認しなければならない」
セプテムと俺の話を聞いていたノベンタが、深々と頭を下げてくる。
本来ならノベンタは連合軍のトップ……実質上地球圏における最大勢力のトップだ。
そんなノベンタが他人に頭を下げるというのは、とてもではないがいい事ではない。
だが、それでもそうせざるを得ないのだろう。
「分かった。けど、俺が移動するのはHLVを置いてある場所だ。そこに行けば、通信機も使えるだろう」
HLVはシャドウミラーの中でもかなり力を入れて生み出された代物だ。
その中には、当然通信装置の類も充実している。
少なくても、ここで無事かどうかも分からない通信装置を瓦礫の中から探すよりは圧倒的に素早く周辺の状況を確認出来る。
また、移
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