レース終了。なんだが・・・
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な…とにかく治療が終わり、話をする為に各自座る。俺はナミとロビンの間に無理矢理座らされる。サンジも文句を言いたかったみたいだが、ナミ達の雰囲気に気が付き顔を逸らしていた。
『……』
だが、男と女の子が兄妹と聞かされ、気まずい空気が流れる。
ウソップ「…なんか気まずくない?」
ナミ「そりゃそうでしょ。いきなり兄妹って言われてもね」
ルフィ「帽子…」
ルフィは大切な麦わら帽を無くして泣いていた。
サンジ「元気出せよ。あれ程探してなかったんだ。気持ちは分かるが…」
ルフィ「帽子…」
サンジの慰めにも、ルフィは泣きっぱなしである。
「ほらよ」
すると、男がルフィの麦わら帽子を投げて来た。
ルフィ「ああっ!!帽子〜!!!」
ウソップ「おいアンタ」
「大事なモンだって言ってたからな。足元にあったのを拾っておいた」
ルフィ「ありがどう!お前いい奴だな。ナミ〜、また直して〜!!」
ナミ「はいはい」
そしてナミは帽子を受け取り、裁縫で破れた部分を縫ってあげた。直った帽子を嬉しそうに被ったルフィは、外に出て行った。
ルフィ「島が見えたぞ〜!!」
その言葉に全員が外に出る。
ビビ「あれがゴールの島なんですね」
ユウ「みたいだな」
ナミ「おじいさんが持ち出してくれたログとも合ってる。って事は…」
『優勝だ〜!!』
全員が嬉しそうに叫ぶ。だが、その楽しいひと時は一瞬で終わった。
ウソップ「えええええ!?海軍だ!!!」
ナミ「何でココにいるのよ!!」
サンジ「ちょっと待て!あいつこの前追いかけて来た奴か?」
「全速前進!!地の果てまで追いかけろ!!」
『絶対的正義の名のもとに!!』
俺達はすぐさま船を反転させ、逃げる事にする。爺さん達は乗っていた小舟に移る。
「なんでだよ!俺達を助けた事を話せばいいじゃんか!」
ウソップ「そんな事聞いちゃくんないさ」
ナミ「私達は海賊なのよ。こういう時は逃げるしかないでしょ」
「でも!でもぉ…」
女の子は悲しそうな顔をする。
ナミ「あんたはこれから、日の当たる所で生きるの。お尋ね者と関わっちゃ駄目」
「でもぉ…」
ナミ「もう生きる意味ないなんて言っちゃ駄目よ。じゃあね」
ウソップ「元気でな!」
サンジ「素敵なレディになるんだぜ」
ロビン「その為には、まず言葉遣いね」
レモーネ「後服装もね」
ビビ「3人ともお元気で!」
ゾロ「達者でな」
チョッパー「体には気を付けろよ!」
ユウ「爺さんと兄さんと仲良く暮らせよ」
ルフィを残して、俺達は前方に向かった。ルフィと男が何か
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