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月に寄りそう乙女の作法希望の子
遊星の不安
遊星の不安2

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「下の兄は、業界での生命を断たれるでしようね。妹、怖いです」
りそなは少々ふるえながら怖がっている
目の強きの眼差しではなくなって元気がないように感じ取れる。
簡単いえば《恐怖》の感情が出ているこの二人の兄弟は
「僕の方が怖いよ! お兄様にバレるのは……困る」
「ええ、彼はそんなふざけた真似を許してくれないでしょうね」
りそなは上の兄が遊星が女装してフィリアに通っていたバレた事に恐怖覚えている。
勝手なことをしてただけならまだも、兄を騙してたなんてことがバレたら、人生終わる。
「困ったなぁ、こんな格好してまだ一週間も過ごしたのに、諦めなくちゃいけないなんて」
遊星はハッキリ絶望もう一度叩き落とされる感じした。
「言っておきますけど《こんな格好》って言うほど不自然じゃないです。あまりに馴染みすぎてて、妹、ちょっと不気味です」
りそな的にはあまりに違和感ない表情している。
「ま、……でも毒を食らわば皿までと言います。どうせ徹底的にやるなら、性別だけじゃなく、名前も別人にしたらどうですか」
りそなは遊星に聞く。
「名前?」
「ただ嘘の素性をでっちあげて受験しても、当然ながら調べたら落とされるでしょう。ですがここを見てください。このフィリア女学院、お金持ちだけの特別教室があるんです」
りそなは今の状態での唯一突破口教えた。
「へぇ?」
遊星は愕然驚いた。
「スタイル自信もお金は馬鹿みたいに持ってるようですが、それでも学校設立となれば膨大な金額がかかります。ですから、デザイナー仲間や自分の支援者から寄付金をばんばん貰ってるみたいですね」
「その寄付金を得るために、一部のお嬢様たちは、受験なしでいれるみたいです。まあアホの面倒みる代わりに、けっこうエグい金額の授業料やら入学費をとられるみたいですが」
「ジャンってお金にがめつい人なんだ」
遊星は低い声で言った。
「そこは欧米人ですから。清貧は貞潔みたいな概念はないみたいですよ。理想はあくまで理想として、現実と戦わなければ大きな事業は起こせないというノリです」
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