兎の贈り物
過去が繋ぐ未来
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しえよーよ!」
さ「そ・・・そうだ・・・ね・・・」
初めてできた友達とのかくれんぼ それを破ってここでサボるわけにもいかない
でもそれといってちひろを放っておいてはいけない
それに悩んでいると
ち「さいがおにーちゃんは なんでみんなによそよそしいの・・?」
さ「へ・・・?・・・・・あのね 僕今まで同じ年齢の子と遊んだことがないから・・・少し緊張してるんだ・・・」
ち「へぇ・・・」
するとちひろは俺の手を取ってこう言った
ち「それじゃ これからきんちょうすることなくなうね!! だってにーちゃもなみかおねーちゃんもわたちもいるもん!!」
さ「・・・うん そう・・・だね」
ち「それでものこるなら わたちがおよめさんになってあげるっ!」
さ「・・・・」
初対面の相手になんて言ってるんだと唖然とした
さ「それは流石に唐突だよ・・・僕たちまだ会って1時間も経ってないんだよ?」
ち「そしたら・・・あしたもあさってもずぅーっとあそんでいたら・・・およめさんにしてくれる?」
さ「・・・・大きくなったら・・・ね」
そう答えると ちひろは笑って
ち「それじゃ やくそく! ゆびきり!!」
さ「え・・・うん」
ち「ゆびきりげんまん うそついたらはりせんぼんのーます! ゆびきった!! えへへ」
〜〜〜〜〜終了〜〜〜〜〜
ち「ほーら 嘘ついたら針千本だよ? 用意はできてるんだからねー!!」
さ「小さい頃の唐突な約束だろう! 無効に近い!!」
さいがくん そんなツンデレ風味にならない ならない
本当は嬉しいくせに
ち「・・・さいが兄ちゃんは・・・私じゃダメなの?」
さ「・・・」
ち「私 背小さいし 偉そうだし 負けず嫌いだし・・・でもねさいが兄ちゃんに好かれるように頑張ってきたし さいが兄ちゃんが好きなこともあの頃も約束も・・・私は本気だよ?」
さ「・・・・別に 駄目なわけじゃない・・・今の俺はお前に不釣り合いなんだ 夢を無くして彷徨っている自分が・・・お前の隣にいることが・・・とても恥ずかしい・・・お前を一人で守れる男に俺はなりたいんだ」
ち「違うよ・・・さいが兄ちゃんは弱くない・・・弱いのは・・・私だよ・・・何度も何度も助けてもらって・・・ばかりなんだもん・・・・」
そう 言い涙を浮かべたちひろを見たさいがくんはちひろの涙を人差し指で拭いながら
さ「泣くなよ・・・それはお前の性格じゃないだろう? お互い弱いと思うなら強くなればいい・・・こんな俺でいいなら 一緒に強くならないか?」
ち「・・・・うん!!」
〜その頃〜
な「え・・・あの時に二人共そんな約束してたの?」
あ「うん
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