提督式・ニンジン克服プログラム その4?
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そうこうしている内にニンジンからいい感じに水分が出てきている。こいつを良く搾って、ドレッシングと混ぜ合わせたら冷蔵庫で1時間程馴染ませれば完成だ。
あぁ、そうそう。このキャロットラペ、サンドイッチの具にピッタリだぞ?こいつだけで挟んでもいいし、何と言ってもチーズとの相性が抜群だ。暁も花見のニンジンサンドは食わなかったらしいが、今度のキャロットラペで作れば食ってくれるか?
「ん?どうしたの司令官、暁の顔に何か付いてる?」
「……口の周りがミートソースだらけだぞ、暁」
「ええっ!?嘘!」
まぁ、試さねぇけどな。
さて、フレンチの洒落たのを作ったお次は和風の落ち着く味を一品。勿論、ニンジンを使った奴な。
《提督流、いかニンジン!》
・スルメ:1枚
・ニンジン:4本
・昆布:スルメの半量
・醤油:100cc
・みりん:50cc
・酒:50cc
・砂糖:大さじ2
・酢:10〜25cc
・いりごま(白でも黒でも):大さじ1〜2
いかニンジンってのは福島県の郷土料理でな。その名の通り、細切りにしたニンジンとスルメを醤油ベースのタレで和えた物なんだが、そのシンプルな味がまた後を引く美味さだったりする。
まずはスルメと昆布だ。香ばしさを出す為と切りやすくする為に、スルメを軽く炙る。冷めると固くなるので熱い内に軍手などを付けてキッチンばさみや包丁を使って細く刻む。昆布もキッチンばさみを使って細く刻んでおこう。一般的ないかニンジンのレシピだと昆布は入らない場合が多いが、入れた方が味が出て美味いんでな、俺は入れるようにしている。
お次はニンジン。皮を剥いてなるべく薄く切り、そこからなるべく細く千切りにする。
鍋に醤油、みりん、酒、砂糖、酢を入れて沸騰させ、調味液を作る。個人的なポイントは酢だな。昆布と同じく入れる事は少ないらしいが、酢を入れるとサッパリした味わいになるんで、俺は入れている。
調味液が沸騰したら、火を切って刻んだニンジンにかけて、そのまま室温で冷ます。調味液が熱いままスルメと合わせるとイカの生臭さが立ってきてしまうので、しっかりと冷まそう。
調味液が冷めたら、丈夫なビニール袋かニンジンを入れているのとは別のボウルにイカと昆布を敷き詰めて、その上から調味液とニンジンを入れる。その上からいりごまを振り、冷蔵庫で馴染ませる。ビニール袋でやる場合には調味液を入れてから袋の空気をしっかりと抜き、それから冷蔵保存しよう。
漬け込んで一晩経ったら食べ頃だ。冷蔵庫で大体1週間は保つぞ。
「あ〜美味しかった!ニンジンなんて楽勝ね!」
「すぐ調子に乗るんだから、暁姉ったら…
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