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奇妙な暗殺教室
テストの時間後編
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(待て待て待て……俺達を蹴落とす為に普通そこまでするのか!?たかが中学生の中間試験だぞ!?それなのにここまでやるってぇのは普通の神経じゃあねぇぞ!)



丈一郎は頭の中ではあり得ないと思いつつもその男ならやりかねない…いや、寧ろ奴自身の理念を突き通す為なら躊躇うことなくやるという確信があった。



(野郎…随分とナメたことしてくれてんじゃあないか…こんな事してくれて…タダで済むと思ってんじゃあねーぞ…ゴラァッ!)



ここに来て丈一郎の怒りのボルテージがブチ切れた。唯一の救いは今は中間試験の途中であっていつもの様に不良達に絡まれた訳ではない事が唯一の救いであった。そうでなければ確実にこの怒りを鎮める為にこの場が死屍累々の地獄絵図になっていただろう。



(あれ?…なんでか知らないけどジョジョが不機嫌になってる…いや、むしろ怒ってない?)



そして周りでテストを受けている連中も丈一郎の異変に気がつき始める。だが、



「……え?」



彼らは後ろから見えない問題に殴り殺されてしまった。







答案返却の日



烏間は、教室から本校舎の教員に抗議の電話をしていた、理由はテスト直前での出題範囲の大幅な変更の事だった。



潮田 渚 合計点数315点 全校生徒186人中 105位



磯貝 悠馬 367点 186人中 68位




「先生の責任です。この学校のシステムを甘く見てました。君たちに顔向け出来ません」




殺せんせーはさっきから生徒達に顔を合わせようとしない。だが、今回の一件は相当悔しかった様で、クラスの連中も声をかけることが出来ずにいた。




《ヒュッ??》



「にゅや!!」



突然、殺せんせーにナイフが投げられる。見てなかった為反応が少し遅れたが、当たることは無かった。投げたのは、毎度お馴染みE組屈指のトラブルメーカーのカルマだった。



「いいの〜?顔を向けなかったら俺のナイフ避けれないけど」



「か、カルマくん??先生は今落ち込んで…」



《ヒュッ》



「……?」



そう言いカルマは5枚の紙…つまり今回のテストの結果を殺せんせーの前に差し出した。



赤羽 業

国語 98点
数学 100点
社会 99点
理科 98点
英語 99点


合計 494点 学年4位




「俺の進度に合わせて、あんたが余計な所まで教えてくれたからだよ。それに、ムカつくけど俺より上の順位の奴もいるし」




「当然だ……テメーとは積み上げて来た物の質が違う……故に、この結
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