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スターズと一緒に・・・スカラボを守っていきます」

すずかちゃんを筆頭に次々とドクターへの感謝を述べつつ、花を柩の中に差し入れてく。ルシル君がフォルセティを片腕で抱きかかえて、「ドクター。お世話になりました」と肩手で花を差し入れると、「ドクター。ありがとうございました」フォルセティも同様に花を入れた。

「ドクター・・・」

柩の中に眠るドクターを見る。プライソンに殺害されたのに、その表情はなんて穏やかなものなんだろう。でもだからこそ心苦しい。何でドクターが死ななければならなかったの。それだけが本当に悔やまれる。

「今の私たちが居るのは、ドクターのおかげでもあります」

“闇の書”事件の際、八神家を除くチーム海鳴みんなのデバイスを強化してくれた。そのおかげでなんとか事件を解決するまでに至れたし、今回だってすずかちゃんがドクターから学んだ技術の応用で私たちのデバイスが強化されたし。直通の転送ポートだってずっと貸してくれてた。ドクターが居てくれたからこそのチーム海鳴でもある。

「なのはママ。わたしも、ドクターにごあいさつしたい」

ドクターの胸の上に花を置いたところでヴィヴィオはそう言ったから、「はい、ヴィヴィオ。ドクターにお別れを言ってあげて」って抱え上げた。

「ドクター。ヴィヴィオ、ドクターの声おぼえてるよ。なのはママ達のおともだちだって。ヴィヴィオとフォルセティを助けに来てくれた。ありがとうございました。ドクター、おやすみなさい」

そう言ってヴィヴィオも手にしてた花をドクターの胸の上に置いた。六課メンバーの別れ花が終わった後は、「ドクター」シャルちゃんとトリシュちゃんの教会関係者だ。

「あなたとの付き合いはもう10年になるね。局入りしてすぐにチンクに付いて第零技術部へ。そこでドクターやウーノ達と出会って、なんでかドクターに気に入れられて。デバイスを改良してもらって。本当にいろいろお世話になったね」

これまで聞いたこともないほどのシャルちゃんの消沈した声。

「正直ね、ドクターが亡くなるなんて考えもしなかった。人はいつか必ず天国に発つ。でもさ、ドクターっていつまでも若いままだったでしょ? 私たちがお婆ちゃんになってもそのまんま〜とかさ・・・。なのに・・・何で死んでんのよ・・・馬鹿。・・・ドクター、おやすみなさい。今までありがとう」

涙を浮かべたシャルちゃんも花を入れた。入れ替わるようにトリシュちゃんが柩の前に立って「お久しぶりです、スカリエッティ少将」挨拶した。

「第零技術部との出会いはイリスからの紹介でしたね。そのおかげで、次元世界屈指の技術力で私や兄パーシヴァルのデバイスを改良・強化して頂いて・・・。それがどれだけ私たちの助けになったことか・・・。本当にお世話になりました」


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