0063話『ガングートと大鷹と甘味』
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私はタイヨーを連れてマミーヤへとやってきていた。
それで中に入らせてもらい席について、
「それじゃタイヨー。何か頼もうではないか」
「そ、そうですね…でもガングートさん。あなたはよく間宮に来るんですか…?」
タイヨーがそんな事を聞いてきた。
だから私は答えてやった。
「この国はロシアに比べて熱いからな。よくマミーヤにはアイスを御馳走になっているんだ」
「そうだったんですか…」
我が祖国ロシアは寒い国故に春に夏は暑く秋に冬には寒いというこの二ホンという国には肌が合わないものがあるからな。
だからアイスはとても美味しく感じるんだな、これが。
そこに、
「ガングートさん。はい、いつもの甘味ですよ」
「おお、イラコーか。ありがとう」
イラコーがアイスを持ってきてやってきたので素直に頂くとしよう。
「ガングートさん? あまり食べ過ぎないでくださいね? 最近よく来ますから心配になっちゃいますからね?」
「ははは。わかっているさイラコー。心配ない」
イラコーに少し小言を貰いながらもそれで私がそのアイスを頬張っているとタイヨーがどこかクスリと笑みを浮かべて、
「ガングートさん、どこか子供っぽいですね」
「そうか…? 背の小さい事もあって私としてはコンプレックスに感じていて子供と言われるのは心外なんだが…親しい中じゃなかったら銃殺刑者だぞ?」
「あはは…少し笑えないジョークですね」
「ははは! そうだな、悪かった」
そんな他愛ない話をタイヨーとしながらもアイスを食べていったのである。
うん、やはりアイスは美味しいな!
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