色々な意味で予兆
昼
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い」
俺の指示通り、岸田さんはドラッグで話数を入れ替え、本文の確認をしている。こっちに文句を行ってこないところを見ると、興味津々みたいだ。
「おっ。本当に入れ替わった」
「これで、例えば書いてる最中に『二話と三話を入れ替えたいなぁ……』て思ったら、ここでドラッグしてあげれば解決します」
「今までは全部選択して、コピーして貼り付けしてたもんなぁ……」
「それよりはやりやすいでしょう?」
「だねぇ」
本当はね……長文の見出し確認とかするときに使うワザなんだけどね……。
次に進む前に、岸田さんにはとりあえずナビゲーションウィンドウを好きにいじってもらうことにした。その間はタムラさんとモチヅキさんの様子を確認しつつ、ソラール先輩と神通さんの授業の様子を見学させてもらう。2人の授業を見学出来る余裕が出来てよかった。
「ソラール先生……“昇順”と“降順”、どちらがどちらなのか、いまいち覚えられません……」
ああ……分かるわその気持ち……俺も覚えたての頃、その二つがどっちがどっちか分からなくなってたもん……。“昇順”てのは、順番通り。数字で言えば1,2,3の順番だ。“降順”てのはその逆。漢字が“昇ってく順番”と“降りてく順番”てのがまた混乱するよね。
データベース扱ってるとその辺鍛えられるんだけどね。まだペーペーだった頃は、とりあえず一回昇順のASCで出してみたもんだよ。
「本来は覚えるのが一番だが……覚えられないのなら、とりあえずどちらかを選んでみるといい。間違えていたら、その逆が正解だ」
……おっ。ソラール先輩の解決方法が、俺と同じだ。どうせ二択でどっちかは正しいわけだから、だったらとりあえずどっちかやってみるのが一番いい。間違ってたら元に戻せばいいわけだし。
「なるほど……それで自分の思い通りの並び替えが出来なかったら、もう一方に設定し直すということですか?」
「その通りだ。地下墓地と城下不死街……どちらを先に攻略すればいいのか分からなければ、とりあえず地下墓地に突っ込む。それと同じだな」
「確かに……海域攻略中に能動分岐が発生して、北と東どちらに舵を切るか……迷ったら、とりあえず東に突っ込む。それと同じということですね」
……二人共、その例え絶対違うと思う。
「まぁ俺は、地下墓地に突っ込んで帰ってこられなくなったんだけどな。あの時は、車輪骸骨と殴りあっては篝火に戻されて、半べそになったもんだ。ハッハッハッ」
「私も、とりあえず東に突っ込んだら、結局その海域のボスどころか、誰とも戦えずに帰還したことあります。アハハハハハ」
「おっ。神通は意外とおちゃめさんと見た!」
「ソラール先生も意外とおっちょこちょいですね!」
「「あっはっはっはっ!!!」」
……あ
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