第3章 Fate/It will rival too many Seriously
第1話 ホームステイの肉食系美少年
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中で反復させても気づいた様子はありません。
恐らくまだ日本語に不慣れなのでしょう。
その当たりを気付いたスカサハがクスリと不敵に笑いますが、指摘してあげる気は無いようです。
それを代わりに――――と言うワケでは無いのでしょうが、レオが言います。
「リザさん。『不束者ではありますが』と言う台詞はまるで、嫁ぐときのセリフですよ?それとも解って言った上での確信犯ですか?」
「えっ、そうなんですか!?」
そうして周囲の士郎達に確認を取るように見ると、顔に肯定と言う意思表示が書いてあることに気付きました。
「・・・・・・・・・っ」
「まだ日本語が不慣れならボクはドイツ語でも構いませんけど・・・」
「俺達もドイツ語で大丈夫だぞ?」
その証拠にとドイツ語で返す士郎。
士郎以外のまず2人のサーヴァントは、聖杯からの知識が中途半端な形で届いているので全世界各国の言語は生前の知識が無い場合、読み書きについては勉強しなければならないが、言葉で返す事なら可能です。
そしてスカサハですが、彼女は暇を持て余している間、辞書が少しでもある国の言語であれば、世界中の言葉を話せるほどマスターしています。
「衛宮士郎さん達もこう言ってくれていますし、厚意に甘えては?」
「いえ!御厚意は大変うれしいのですが、レオ様や衛宮邸の皆さんに気を使わせるなど以ての外です!」
「そこまで肩ひじ張らなくてもいいように思えますが・・・・・・」
「如何しました?」
自分の顔を見つめて来るレオに反応したリザですが、彼女は察する事が出来ませんでした。
非常に爽やかな美少年顔の下に隠された悪戯心に。
「厚意に甘えずに自分を律すると言う事でいいんですね?」
「えっ?あっ、はい。勿論です!」
「でしたらボクの護衛の任務中、常に滅私奉公で居続けて下さいね?」
「え゛っ!?」
満面の笑顔で冷酷無比な事を言われたリザは、表情を見る見るうちに蒼白させていった。
「ギャンブルは・・・?」
「駄目ですね」
「しろ」
「全部無しですよ。厚意に甘えず自らを律し続けるとはそういう事ですから♪」
「そ、そんな・・・・・・」
愕然とするリザに、彼女の視界に移らないように笑うレオだが、瞬時に冗談だと明かす。
「なんて、ボクは封建社会を目指している訳ではありませんし、趣味くらい許しますよ?」
「ホ、ホントですか!?」
「はい。ただ・・・」
「た、ただ・・・?」
「マルギッテさん経由でラーウィン殿から伝言を預かってますよ?」
「!」
ラーウィンの名前だけで小動物の様な反応をするリザ。
だがレオは敢えて気にせず伝言を口にする。
「『何時もの賭
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