第02話:おめでとう!!3歳です!
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方に徹するのが一番なのでしょう。
原作通りに歴史が動いていくとすれば、主人公達が魔法学校に入学するあたりからどんどん物騒な方向に進んでいくはずですから、それまでに家族や領民を守れるような力を付けておきたいです。本当は原作への介入はしたくないんですけど、万が一の場合、あっちの方からくる事も考えておかないと、間に合いませんでしたなんて事にもなりかねないから、準備は必要だと思います。ちょっとでも失敗すればそく死亡フラグが立つので危なくて仕方ないですから。
さて、まだ魔法の練習はさせて貰えないので、今は、ひたすら魔法書を読んでいます。
文字は2歳くらいから両親にしつこくお願いして教えて貰えるようになりました。
おかげである程度読めるようになっていたのですが、転生前の記憶が戻ったとたんに全部の字が読めるようになりました。チートで嬉しいのですが、あの勉強の日々は何だったのでしょうか。
字が読めるようになったのを良い事に、片っ端から読みまくっていたら、早々に屋敷の書庫にある易しい魔法書はすべて読み終えてしまったので、今度は書棚の高いところにあるやたら難しい本を取って貰うために執事さんにお願いしています。執事さん、最初は吃驚していたな。
多分その後で執事さんから話を聞いたのでしょう。本を読むことに夢中になっていて気付かないうちに、いつの間にか正面の椅子に母上が座っていてあきれたように僕を見つめていました。
「アルバート。本当に本が好きなのね。すごい集中力で読んでいたわ。でも、本が好きなのは良いことだけど、いつもいつも本ばっかり読んでいてお母様はつまらないの。それにしても、いったい、いつの間にそんな難しい本が読めるようになったの?」
「母上?申し訳ありません、全然気づきませんでした。何時いらしたのですか?
文字はこの前のひどい頭痛が治った後、なぜか簡単に読めるようになりました。屋敷の書庫はためになる良い本がいっぱい有るのでもう嬉しくって仕方有りません。魔法の練習が出来るようになるまでに全部読めればいいのですが。」
「全部って、私でも書庫にある本を全部なんて読んでいないのよ。大体それじゃお母様と遊ぶ時間が無くなってしまうわ。つまらないわよ。
もう、何でいきなり字が読めるようになったのかしら?頭痛の後でなんて、痛みで頭がどうかした?それとも、まさかと思うけど変な事に目覚めたとか?」
終わりの方はほとんど聞き取れないような小さな声でしたが、回りが静かなのでしっかり聞こえていました。
「さあ〜?それは私にも判りません。というか、頭がどうかしたなんて酷いと思うのですが?それに遊ぶ時間って、母上にはいつも遊んで頂いていると思うのですが。
大体僕よりもメアリーの方を構ってあげないといけないのではないですか?」
「そんなこと
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