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機動戦士ガンダム 希望の旗
一話 表
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い状態で生活している。ただでさえ戦争に負けているもしもザビ家の人間が生きていたのであればジオン公国も数年後に立て直す事ができたのだろうが今の状態で再起を図るなど愚考に等しい。

 「――聞いてますか? 中尉」

 「あ、あぁすまん考え事をしていた」

 「話はちゃんと聞いてください、既に食料庫の食料が半分以上になり少なからず三週間が限界、同志に食料物資を志願しているのですがやはり連絡のつく者は未だに現れません、幸いにもここは森の中ですので食べられるものはあるはずですので明日から探索することにけっていするかです」

 タクスはまじめだだから生きたいという気持ちも本当だし我々以外の同志がもしかしたら集まってくれるかもしれないと考えているのかもしれないがジオン専用の通信などもしかしたら連邦の奴らにも聞こえてるかもしれないなかでこうも動いてくれるのかと感心する一方俺は……そうだな。

 「了承する、ただしタクスとケヴィ以外での探索ならば許可する」

 「わかりました、それでは明日以降から始められるよう準備します」

 話を終えた途端サングラスを外し一人おもむろに立ち上がった。

 「それじゃ俺から一つだけ報告があります」

 この話だけなら正直ブリアントはいらないがまぁ階級の高い俺達が集まらなくてはいけないというのも分かるがこいつは会議とかそういうのは嫌いなはずだ、だからなぜ集まったのか不思議だった。

 「昨日の戦闘から捕虜として捉えた連邦の兵士が今日早朝自決してました」

 「そうか……」

 サングラスを再びかけると思い出したかのように、

 「そういえば連邦のMSどうするんですか、もしもなら戦力として使うのもいいと思いますが」

 バンと机を叩きすごい剣幕の男が一人。

 「私は反対です、あのMSのせいで何人もの同志が死んでいるのにそんなMSを我々が戦力として使うなど断固反対させていただきます」

 ブリアントは舌打ちすると。

 「別にお堅い人に話してわけでは無いですよ、俺はあくまで中尉殿に話があったのですから」

 そういえばこいつらはあまり組み合わせがよくなかったんだったな、まぁなんにせよ連邦のMSをどうするかは今すぐにでも対処しなければいけない問題である。

 「そうだな一応頭の片隅にでも置いておく、今日の会議はここまででいいか?」

 「異論はありません」「いいですよ」

 「なら解散」

 ブリアントはすぐさま会議室から出て行く。いなくなったからかわざと音を立ててタクスは椅子に座った。

 「そう怒るな奴にも考えがあって発言しているんだ」

 「ですが……」

 タクスの近くに行き背中を叩いてやる。

 「気負いすぎるなよ」

 俺も会議室
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