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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第48話 ユメノトビラ
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いわいと入って来た。
 
 新曲ユメノトビラ(・・・・・・)に合わせて作成した衣装は、水色、白をベースにドレスのように纏う形状となっている。華やかというよりは可憐さを強調し、白い花のリースを頭に乗せて妖精のように舞い踊る彼女達。男性視点から見て、少し露出が多めで、少し透けていて目のやり場に困るけど……まぁいい。

 さっきも言った通り、μ`sにとっての初陣。そして、後ろには絶対引けない大切な予選。ここで負けたら今までの行いがすべて無駄になる、そんな一戦。



A-RISEが一つになり。

μ`sが一つになり。


ラブライブ!東京都予選、いよいよ開幕である。











〜第48話 ユメノトビラ〜











「………」
「……」
「………」





 何故か彼女らは入って来て早々、俺と優木あんじゅを交互に見比べて無言で軽蔑の眼差しを向けてきた。とくに真姫とにこ、海未は汚物を見るかのような眼差しで。





「な、なんだよお前ら。俺がなんかしたのか?」

 みんなにそんな目で見られるようなことはしていないはず。衣装に誘惑されて、目を泳がせながらもガッツリ見てたのは否定できないが、その視線に気づいたとでもいうのだろうか?



「まぁ、ね。良いんだよ?だって大地だし」
「おい、どういう意味だにこ」
「そりゃ年頃の男子だもんね。女の子と部屋に二人っきりにされたらそういうこと(・・・・・・)しちゃうもんねー」
「だからどういうことだって!!」

 遠回しに蔑まされて、否定することもできずにうがるだけの俺。
本当に理解できていない俺に親切に教えてくれたのは凛だった。



「なんで大地君は優木さんの()に座っているのかにゃ?」
「……え?」


 言われて気づく。
確か俺は優木あんじゅが座る反対側の長椅子に座っていたはず。しかし冷静になって見渡すと、”何故か”優木あんじゅは俺の隣にいて、”何故か”優木あんじゅは楽しそうに……いや、愉しそうに空になったカップに新しく紅茶を注いでいる。

 瞬間移動どうこうの前に、何故そんなことに気づかなかったのかが疑問。
かくして俺は、μ`sのみんなに告げるべきことはただ一つ。


「ままままま待ってくれ違うそうじゃない話を聞いてくれ!これは何かの間違いで、最初は俺はコイツの向かい側に座ってたんだけど今指摘されて初めて隣に座ってたって自覚したんだ!だから狙ってただなんてそんなことは微塵たりとも思ってな────」
「知ってた。ええ知っていたわよ」
「な、なにがだよ〜」

 絵里が満面の笑顔で、でも内心穏やかじゃなさそうなオーラを纏いながら続
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