長門有希宅訪問
第1章 : 私のナカミ
長門有希のエラー 第1話
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この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース。即ち………『宇宙人』。それが、私、長門有希。
そんな私に、最近、『エラー』が発生するようになった。
私には『感情』が搭載されていない。にも関わらず、何か感情『らしきもの』が、発生するようになった。その条件は…………
《ピーンポーン…プツ……》
『おーい、長門ー。』
来た。午後7時。私の家に来たこの人に、喋りかけられたり、触れられたりすると、エラーが時折発生する。
《ガチャ…ギィ………》
「よぉ、長門、これ、落としてたぞ。」
「………栞………。」
「それ、お前のじゃないか?」
「そう……。これは、私の………。」
どこかで、栞を落としていたらしく、彼が栞を届けてくれた。
「……良かったな。」
「そう………。」
「じゃあな。」
「…………待って。」
お礼が言いたかった。でも、言い方がわからなかった。だから………。
「ん?なんだよ?」
「こっち………。」
「え?」
「入って……。」
「え?あ、おう……。」
そんなこんなで私は、家に来た彼を、部屋に入れた。
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