0062話『海上護衛総隊』
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島沖と東部オリョール海は水上機母艦をいれるとボスに行きやすいという事で千代田を軽空母の方から水上機母艦へと変更して出撃させてみた。
『提督! 私に任せて! 千代田に代わってこの千代がみんなを導くわ』
「ああ、頼む」
ちなみに熊野達と同じように千代田二人は軽空母の方は『千代田』。水上機母艦の方は『千代』と呼んでいる。
千歳も同じで水上機母艦の方は『ちと』と呼んでいる。
そして阿武隈とともに甲標的を放って殲滅しながらも瞬く間にバジー島沖と東部オリョール海を攻略した。
これであの難関海域以外は攻略完了したことになる。
それで私は手慣らしをするために長門を執務室に呼んだ。
「どうした提督? 私を呼んだという事はまさかとは思うが…」
「ああ。長門、ちょっと沖ノ島海域を私も一緒に攻略してくる」
それで長門は少し呆れた顔をしながらも、
「はぁー…わかった。最近の提督のわがままぶりには振り回されて慣れてきたからな。その間は私が代行をしているとしよう」
「すまんな」
それで私は熊野達が帰ってきたら私も出撃する旨を話す。
それで長波も、
「お、提督。最近は結構やる気あるじゃん!」
と言ってくれた。まぁ君が言い出したことだからね。
最初の登竜門で難関海域と名高い沖ノ島海域の攻略はぜひ体験しておきたい。
「提督!? 授業参観ではありませんのよ!?」
「わかってるわかってる。だけどみんなの苦労を一緒に体験したいっていう私のわがままだ。
榛名もついていることだしなんとかなるだろうし…」
《はい、提督。榛名は大丈夫です》
榛名が出てきてなんとも頼もしい事を言ってくれる。
最近は榛名もあきらめがついたのか私のわがままに付き合ってくれているので最近は嬉しい限りだ。
だけどそれで少し悪夢を見るとは思っていなかった。
そう…何度も逸れてしまうのだ。
「やっぱり…この海域も逸れてしまいますわね」
「そうだなぁ…今何回目だっけ…?」
「提督。もう五回は越えたんじゃないかい?」
そう、一回目の戦闘後が鍵になってくるんだけど必ず西か東南方向へと逸れてしまい酷い時にはお仕置き部屋という名の行き止まりへと案内されてしまう。
「これが南西諸島の恐怖か…天龍じゃないけどフフ怖だな」
「提督ー? 呑気な事を知っている場合じゃないですよー? またみんなに疲労がつき始めましたよー」
「わかっているよ阿武隈。さて、どうしたものか」
この海域は固定が完全にできないためにランダム性が非常に高い。
イベント海域などではある程度固定は出来るんだけど、こちらではイライラが募るのを我慢できない感じだな。
だけどここまで来たらやるしかないよなぁ…。
それからすでに二桁の出撃をしていてそろそろ苛立ちが最高潮へ
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