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真・龍神†無双
第4話
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元士郎が拾い上げてくれますからね。







「世界最大の支配面積を誇るモンゴル帝国か。こいつらの向こうが中華だ。てめえら、覚悟しやがれ!!そろそろ皆に会えないストレスで堪忍袋の緒が切れそうなんだよ!!静謐は静謐で寝込みを襲おうとするし、いい加減我慢するのが限界なんだよ!!」







「いやぁ〜、いい天気だね。まさに虐殺日和」

「本日の天気は快晴後に局所的に血の大雨が降るでしょうね」

「私達の血も混ざらないと良いんだけど。少量ならともかくね」

久しぶりに三人揃ったけど、お先は真っ暗だ。水関まで3日の位置だけど、既にオーフィスちゃん、呂布一家の縄張りに入っている。はっはっはっ、完全に向こうの必殺圏内だ。何度も此処で狩りの演習を行ったあとがある。狩人出身の兵士が不安になっている。一応、会議の時に言っておいたけど誰も信じていなかった。まあ、足跡を見れば分かる。あれは逃げる兵士を食い殺すための陣形だ。

殿を武将が受け持ち、一番に逃げ出す兵士を食い殺して押しとどめて包囲殲滅。誰も生きて帰れないでしょうね。既に周辺の村から物資を摘発しちゃってますから逃げ延びても餓死が待っている。

「あ〜、いやだいやだ。なんで地位や権力なんて求めるかな。面倒なだけなのにね」

「お姉様は元士郎に仕事を任せて自由にしてたでしょうが。元士郎はすぐに甘やかして仕事を全部済ませちゃうし、変装も分身も得意中の得意だったから余計に」

そっぽを向いて口笛を吹いて誤魔化そうとしたけど、誤魔化されてはくれないでしょうね。まあ、あまり誤魔化す気もないんだけどね。

「あっ、向こうも気づい全員飛べ!!」

騎乗している馬を跳躍させ、その一撃を躱す。だが、それだけだった。躱せたのは私達三人と騎乗している馬の魔獣、それと騎馬の兵士と歩兵の武将の一部だけ。それ以外は全員膝から下を切り落とされた。馬も全て脚を切り落とされた。あ〜、いきなり詰んだ。

「生きているものは持てるだけの糧食を持って逃げなさい。殿は私達3人が受け持つ。他人を助ける余裕はないと知りなさい。来たわよ!!」

スコル、ハティ、クロスの三頭が正面から、群れの五千頭の狼が左右の崖から突っ込んでくる。馬から飛び降り、狼の群れに突っ込ませて時間を稼がせる。簪ちゃんと蘭ちゃんが前に出て武器を構える。私も魔力を練っていつでも氷を扱う準備をする。だけど、その前にダメ元で試す。声に魔力を一定量乗せて叫ぶ。

「お座り!!」

反射行動で三匹が地面を削りながらお座りの体勢で滑ってくる。三匹の顔は狼なのに唖然としているのがよく分かった。

「体が変わっても魂までは変わっていないみたいでよかったよ、スコルちゃん、ハティちゃん。そっちは元士郎に聞いたクロスちゃん
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