暁 〜小説投稿サイト〜
この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
63アガペー
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と身体をした女同士、同じ男の精を受けて孕んでいる母親同士、腹を割って?語り合おうとしていた。
 最高に近い知能を持ったドラゴンが「敵が攻めてきたら酒でも酌み交わして話し合えば分かり合える」といった、最高に頭の悪い道化を演じたのに免じて下りてきたセラフ1。

「五月蝿い、お前達は黙って見ていろ」
 カズマ以外にも戦えないヘタレが現れ、セラフ1は怒り狂った魔獣と妖魔を停止させ、魔王城の住人と城壁を蹂躙させるのも止めた。
 下級天使は、人類も魔族も存在できない高度150メートルより上で待機させた。
「今日、地球ではクリスマスと言われる日付で、かつて恐ろしい呪いを吐いて、ヤハウェと言う同じ神を信じる三種族を戦わせ、そいつの墓がある場所を奪い合って何千年も殺し合わせ、ついに人類を滅ぼすのに成功した奴の誕生日だそうだ。過去には凄まじい塹壕戦の最中でも、この日だけはお互いに歩み寄って、酒を酌み交わして食料やタバコを分け合い、サッカーで遊んだ故事もある」
 ドラゴンの少女には意味が分からなかったが、今日は何か特別な日で、殺し合っていた者同士でも停戦が可能な日と知った。
「私達の計画では、農民だった娘達の願い通り、亜人と魔族を扇動させて両方の王族を殺させ、殺し合いのスイッチが入ってしまった人類と魔族を最後の一兵まで殺し合わせ、犯罪者を裁いて死なせ、この病に感染せず最後まで闘いに関わらずに震えていた者だけを救い出し、数少ない聖人だけを地球に迎え、集団自殺のスイッチが入ったままの者や、茶色いイナゴになって悪魔の羽を生やしてしまった奴らを、大洪水で洗い流して死滅させるつもりだった」
 ベランダのテーブルにあった椅子に座り、ティーセットなどプリントアウトして、茶菓子も勧めてきた天使。
 ドラゴン側には魔王もウィズも着席したが、天使が椅子に座ったのを見たのは始めてだった。

「私達の計画では、開放されたサッキュバス達と同じように、全魔族の呪いを解いて、早死や餓死を約束された者も、病死する筈だった者も、呪いを解いて長生きさせてやるつもりだった」
 天使が正直に自分たちの恐ろしい計画を話したので、ドラゴンの少女もその計画をなじりもせず、声を荒らげないようにして、全魔族の呪いを解いて平和に長生きさせてやるつもりだったと話した。
 その背景は火炎と煙を上げる魔王城と城壁、巨大な魔獣が何体も城塞を破壊し、一般兵も騎士も竜騎士も魔族の英雄達も踏み躙っている悲惨な光景であった。

「ふむ、感情を昂ぶらせず、声も荒らげずに抑えたな、お前は女神より頭が良い」
 アクアならいつものように掴みかかって、少年漫画の法則により、女神ブローで殴りかかって、暴力で捻じ伏せた方がどんな願いでも叶えて、主人公側が奇跡を起こしてでも必ず勝利するのを初手から諦め、争わずに済ませようとした。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ