空の王者、黄金郷に着くまでの間
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、チョッパーは医学の勉強をするために本という考えだった。ルフィに比べればゾロのやりたい事も解る上にルフィに比べてよっぽど良い物だろう、チョッパーに限ってはかなり健気である。遊びたいとか好きな物を食べたいとかではなく自分の医者としての能力を高めたいという思いから来ているから何とも言え無い。しかも本である、医療器具とか薬ではなく本である。
「……チョッパー、本ぐらいなら俺が買ってやるよ」
「ホントレウス!?」
「ホントホント」
この船で最も金を持っているのが財布を握っているナミ、その次が緊急時の金策を発揮出来るレウスである。彼の鱗は一般市場でも良い素材として見られるので鱗一枚で1470ベリー程の値段で取引されている。鱗は剥ぎ取っても直ぐに生え変わるので幾らでも量産する事が出来る、故にナミの次に金を持っているのがレウスである。
海雲の上を進み続けていくメリー号、風はある物の自ら風を発して全身するウェイバーとメリー号では重量もスピードも異なってしまう為流石にウェイバーでは既に着いている筈だが中々到着しない。その間にナミはウェイバーの注意書きを読み込んでいく。
「そうだビビ、頼まれた武器出来てるぜ」
「本当ですかウソップさん!?」
「ああ。レウスの鱗とか牙で作った武器、ちょっと初めてで戸惑ったけど会心の出来だぜ!!」
「有難う御座います!」
様々な思いをその胸に抱きながらもメリー号は黄金郷と呼ばれたジャヤ、空島へと打ち上げられアッパーヤードと名を改められた地へと向かっていく。目指すは黄金、海賊が夢を見る心躍る財宝達。空の大冒険が今、始まろうとしていた。
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