暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1721話
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 結局俺を怪しんでいるというのは、間違いないんだが。
 何気に、ヒイロはコンピュータに関する知識も豊富だ。
 原作でも、ガードは相当堅いだろうリリーナ達が通っていた学校のコンピュータに侵入してたし。
 もっとも、それでやった事は入学金の未納とか資産調査が問題ないとするとか、そういう事だが。
 いや、このW世界の事を考えれば、それくらいが限界なのか?
 もっとも、だからこそシャドウミラーの技術班謹製のハッキングプログラムであっても、ああまで簡単にウイングゼロとサンドロックの情報を盗む事が出来たんだが。
 ……そう言えば、サンドロックのデータを盗んだのはいいけど完全に死にデータと化してるな。
 まぁ、ぶっちゃけ純粋な遠距離攻撃という意味だとサンドロックよりもヒルデの乗っているトーラスのトーラスカノンの方が強いから、仕方がないんだが。
 武器にエネルギーを充填する方式がメインのW世界だと、いっそサンドロックを作って、それにトーラスカノンを持たせた方がいいのかもしれないな。
 そんな風に考えている間にも、会議の趣旨についての説明は続いている。

「前回の戦いでOZの財団派は壊滅しました。そうである以上、ロームフェラ財団はこれ以上戦っても勝ち目がないと理解し、こうして降伏についての……」
「異議あり」

 連合軍の言葉に、デルマイユは即座にそう告げる。
 デルマイユにとっては、自分達が負けてこの場所にいると認めるのはプライドが許さなかったのだろう。
 もっとも、だからといって何が出来るという訳でもないのだが。
 ああ、いや。こうして強気に出る為に多くの護衛を連れてきたのか?

「何でしょうか、デルマイユ公爵。現在はまだ会議が始まっていないのですが……」
「まず、訂正して貰おう。ロームフェラ財団は決して降伏した訳ではないのだと。現在の状況から戦局が決して有利ではないというのは分かるが、だからと言って降伏などという表現を使われる事は我慢出来ん」
「へぇ。なら、どうする?」

 会議室の中に、俺の声が響き渡る。
 そして当然のように、会議室の中にいる面子の視線も、俺の方に向けられた。
 中東連合からやってきているカトルと、その護衛の1人としてここにいるトロワも同じだ。
 もっとも、カトルはどこか心配そうな表情なのに対し、トロワは感情を感じさせない様子だったが。

「……アクセル・アルマーか。何故貴様のような者がここにいる?」

 元々デルマイユにとっては俺がここにいる事そのものが気にくわなかったのだろう。
 不機嫌そうな様子で俺に向かって告げてくる。
 ちなみにシャドウミラー側で椅子に座っているのは、あくまでも俺だけだ。
 他の面子は護衛という形になっている。
 もっとも、俺以外特に役職のようなものが
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