282部分:第二十三話 楓、思い出すのことその十三
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房はそれは否定した。
「しかしだ」
「しかし?」
「果たしてこれで間に合うのか」
彼が危惧しているのはこのことだった。
「袁紹殿の奸賊討伐に」
「大丈夫よ。このままいけばもうすぐ軍と合流できるわよ」
「左様か」
「そうよ。安心していていいわよ」
こう花房に話すのであった。
「そんなに気になるんなら一人で駆けて行ったら?」
「一人でか」
「先にね。止めないわよ」
「ううむ、それならばだ」
花房はそれを聞いて髭だらけの顔をいぶかしめさせた。
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