0061話『第七戦隊の出撃』
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ったらとてもではありませんが航空戦力が不安なものになりますからね。
ですからスズヤンの方を使い航空戦力を整えるのは理にかなっていますわ。
「…でもさ、こうして第七戦隊のみんなで出撃するのも久しぶりだよね」
「そうですわね、もがみん」
最上さんと三隈さんがそんな会話をしていましたわ。
確かにこのメンツでの出撃は久しくなかったものでしたわ。
ですからガラにもありませんが気分が高揚していますわ。
どこか加賀さんが睨んでいましたが、決め台詞を使ったのを気づかれていませんわよね…?
そんな事を思いながらも海上を進んでいくわたくし達。
そこに索敵機を出していた加賀さんが口を開く。
「皆さん、そろそろ敵海域へと突入します。準備を…」
「わかりましたわ。全艦、単縦陣で陣形を組んで対処いたしましょう」
それでわたくし達は陣形を単縦陣にして最初の敵陣営を向かい打ちます。
そして次には潜水艦などとも遭遇して晴嵐や瑞雲隊を使いなんとかやり過ごし、この編成だともしかして軽巡棲姫のマスに行ってしまうかもしれないかもと思っていましたが、なんとか通常ルートの方へと歩を進めることが出来ました。
当然ですが通常の艦隊では相手にはなりませんでしたので港湾棲姫前の敵艦隊もすぐに倒させてもらいましたわ。
そして遭遇する港湾棲姫艦隊。
スズヤンと加賀さんの航空戦だけならまだしもわたくし達の瑞雲たちも力を貸してなんとか制空権を取ることが出来ました。
反航戦でしたが何とかなる事でしょう。
だけどどうにもやはり力不足は否めないのが実情でして大和さんの攻撃は通るのですがなかなか落としきれずにそのまま夜戦へと突入してしまい、
「くっ…港湾棲姫はなんとか倒すことが出来ましたけれど、ル級改が残ってしまいましたわ」
大本営の命令では条件はS勝利。
だから今回は口惜しいですが失敗という事でしょう。
それで一回帰投して補給をした後にもう一度出撃しました。
そして今度は航空機による攻撃がいい具合にヒットしてまず輸送ワ級二体を落とすことに成功して、なんとかなるかしらと思っていたのですが港湾棲姫の二回の攻撃で加賀さんとスズヤンが大破にさせられてしまってもしかしてやばい展開かしら…?と、思っていましたがそのまま夜戦に突入すると大和さんの砲撃が港湾棲姫に直撃して大破にして三隈さんの一撃で港湾棲姫を倒しました。
さらに残りのル級改も最上さんが倒してくださりなんとかS勝利をすることが出来ましたわ。
それで安堵の溜息をつきながらも、
「それではこのまま帰投しますわ」
「「「了解ですわ」」」
「…了解よ」
「ふふふっ…了解です」
さすがに加賀さんと大和さんは乗らなかったみたいだけど、スズヤン達三人が狙っていたのかわたくしの口調を真似て返事をしてきた
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