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逆襲のアムロ
42話 ア・バオア・クーの戦いA 3.13
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きだ。急ぐぞ!」

「了解!」

シャア達は急ぎアムロの下へ急行した。

シャアが先着する前に先に来ていた者たちがいた。アムロの部隊指揮下のナイジェルたちであった。
ナイジェル、ダリル、ワッツ他数機のジェガンがアムロ傍のア・バオア・クーに取りついてはスラスター全開で地球へ落とさないよう押し出していた。

「なっ!何しに来た!」

「中佐だけに良いカッコさせませんよ」

ナイジェルがアムロに答えた。

「しかし、ジェガンでは・・・」

「地球が持つか持たないかなんだから、贅沢言っていられません」

「ダリル!お前たちは良いんだ!知っているんだ。ジェガン並の機体では・・・」

「摩擦熱とオーバーロードで自爆ですか?上等です!」

アムロの科白をワッツが代わりに答えた。暫く経ってシャア達がアムロの傍に取りついた。

「シャア!」

「アムロ、お前だけに責を負わさんよ。我々の不始末は我々でもやるさ」

シャアのサザビーもフルスロットルでア・バオア・クーを押し出そうとしていた。周囲のギラドーガもだった。

「デニム、スレンダー、ジーン!サイコフィールドを全開展開しろ!」

「了解!」

サザビーとギラドーガ周辺が緑白い光に包まれた。それを見たアムロは合点がいき、ナイジェルたちにも同様に命じた。

「お前たちもフィールドを展開して、摩擦熱からの緩和をしろ!」

「中佐、アレは機体へのダメージが違うところで激しい」

サイコミュの使用は適性がない普通のひとには強制的に脳を疲れさせる。ナイジェルがその事を暗に言うと、アムロは説得した。

「それでも、熱で爆走するよりかはマシだ。それ程肉体的な我慢は長くはない。この石ころとの決着までにはな」

「・・・わかりました」

ア・バオア・クーの落下する方向に数十機の光が見えていた。
シロッコ艦隊は半包囲の状態からア・バオア・クーと距離を取っていた。その最前線で遠目からサラが見ていた。

「きれい・・・とても・・・」

サラがそう呟くと、「そうだろう」と言う感想に応える声が聞こえた。

「パプテマス様!」

サラが横を見ると、ジ・Oが確認できた。

「生者の祈りだ。地球を潰さんとする一心の想い。それが集約されつつある」

「それじゃあ、地球は潰れないのですか?」

サラが不満そうにシロッコに詰めた。シロッコはサラに質問をした。

「サラは地球が潰れてもいいと思うか?」

「はい!パプテマス様がそうなさりたい訳だったから」

サラは即答した。シロッコは一笑した。

「フッ、私は地球に生き残って欲しいと思う」

シロッコの答えにサラが困惑する。

「何故ですか!大掛かりな準備をしておいて・・・
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