42話 ア・バオア・クーの戦いA 3.13
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る」
シロッコはジ・Oの手をカミーユのZの肩に乗せて無線傍受していた。ハヤトの話が続く。
「しかし、いきなりティターンズの攻撃が鳴りやんだ。我々を包囲しているだけだ。何故だか知らんが助かっている」
アムロはそれは何故だか知っていたが敢えて話はしなかった。
「ハヤト、地球落下までは?」
「3時間もないだろう。出来るだけモビルスーツと工作船を使い、砕いた隕石を除去している最中だ」
「間に合うのか?」
ハヤトは間をおいて回答した。
「正直分は悪いな・・・」
アムロはコンソールパネルを叩く。
「くそ!・・・」
「中佐・・・」
カミーユがアムロに呟く。ハヤトがその時ぼやき始めた。
「・・・何か神がかり的な・・・何か奇跡があれば・・・」
アムロはその言葉で我に返り、シロッコとカミーユを置いてその場を離れ、要塞出口へ向かった。その速さにカミーユは呆気に取られた。シロッコは一笑した。
「フッ・・・奇跡・・・か。彼は奇跡を起こしに出かけたか・・・」
カミーユはシロッコの発言に質問した。
「奇跡ですか?」
「そうだ。それでなければこのア・バオア・クーは止められない」
するとシロッコもアムロを追って要塞出口へと向かった。カミーユもそれに続いた。
一方、シャアは要塞中枢部に核をセットし、各小隊と合流を果たしていた。
「デニム、無事か?」
シャアが話し掛けるとギラドーガの手を振り、無事であることを伝えた。シャアは外に接弦しているレウルーラのナナイと連絡を取っていた。
「どうなっている?」
「総帥、実は敵の交戦が止みまして・・・」
シャアは不思議に思ったが、ナナイが話し続けた。
「外郭にあるアクシズのマハラジャ提督によれば、ア・バオア・クーは既に地球落下軌道に乗り、落下阻止困難で彼らの目的は達成された為、戦場から距離を置いたかと・・・」
「成程な。して落下はまでに隕石を砕ききれるか?」
ナナイは俯き、答えた。
「無理かと・・・」
「了解した」
「総帥!」
シャアは通信を切り、部隊をア・バオア・クーの外へ率いていく。
シャアが外に出ると、ア・バオア・クーは中央部が2つに割れて、下部は粉々に砕かれていた。それを各部隊が工作船と処理しては地球から遠ざけていた。問題は・・・
「上部の塊か・・・。ん?」
上部の隕石部は地球の引力に惹かれて落下の摩擦熱を帯びていた。それに相対するの様に1つのエンジンの光が見えた。
「ガンダム・・・、アムロか。あいつは1人で押し出そうと」
シャアはデニムらに命令を下した。
「今から我々はガンダムを援護する。目標ア・バオア・クー上部落下相対逆向
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