暁 〜小説投稿サイト〜
逆襲のアムロ
42話 ア・バオア・クーの戦いA 3.13
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る」

シロッコはジ・Oの手をカミーユのZの肩に乗せて無線傍受していた。ハヤトの話が続く。

「しかし、いきなりティターンズの攻撃が鳴りやんだ。我々を包囲しているだけだ。何故だか知らんが助かっている」

アムロはそれは何故だか知っていたが敢えて話はしなかった。

「ハヤト、地球落下までは?」

「3時間もないだろう。出来るだけモビルスーツと工作船を使い、砕いた隕石を除去している最中だ」

「間に合うのか?」

ハヤトは間をおいて回答した。

「正直分は悪いな・・・」

アムロはコンソールパネルを叩く。

「くそ!・・・」

「中佐・・・」

カミーユがアムロに呟く。ハヤトがその時ぼやき始めた。

「・・・何か神がかり的な・・・何か奇跡があれば・・・」

アムロはその言葉で我に返り、シロッコとカミーユを置いてその場を離れ、要塞出口へ向かった。その速さにカミーユは呆気に取られた。シロッコは一笑した。

「フッ・・・奇跡・・・か。彼は奇跡を起こしに出かけたか・・・」

カミーユはシロッコの発言に質問した。

「奇跡ですか?」

「そうだ。それでなければこのア・バオア・クーは止められない」

するとシロッコもアムロを追って要塞出口へと向かった。カミーユもそれに続いた。

一方、シャアは要塞中枢部に核をセットし、各小隊と合流を果たしていた。

「デニム、無事か?」

シャアが話し掛けるとギラドーガの手を振り、無事であることを伝えた。シャアは外に接弦しているレウルーラのナナイと連絡を取っていた。

「どうなっている?」

「総帥、実は敵の交戦が止みまして・・・」

シャアは不思議に思ったが、ナナイが話し続けた。

「外郭にあるアクシズのマハラジャ提督によれば、ア・バオア・クーは既に地球落下軌道に乗り、落下阻止困難で彼らの目的は達成された為、戦場から距離を置いたかと・・・」

「成程な。して落下はまでに隕石を砕ききれるか?」

ナナイは俯き、答えた。

「無理かと・・・」

「了解した」

「総帥!」

シャアは通信を切り、部隊をア・バオア・クーの外へ率いていく。

シャアが外に出ると、ア・バオア・クーは中央部が2つに割れて、下部は粉々に砕かれていた。それを各部隊が工作船と処理しては地球から遠ざけていた。問題は・・・

「上部の塊か・・・。ん?」

上部の隕石部は地球の引力に惹かれて落下の摩擦熱を帯びていた。それに相対するの様に1つのエンジンの光が見えた。

「ガンダム・・・、アムロか。あいつは1人で押し出そうと」

シャアはデニムらに命令を下した。

「今から我々はガンダムを援護する。目標ア・バオア・クー上部落下相対逆向
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ