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逆襲のアムロ
42話 ア・バオア・クーの戦いA 3.13
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と同じ内容をアムロに話した。アムロは腕を組み複雑そうな顔をした。

「世界的にはある程度の着地点は見えてきた。しかしサイコミュという負の遺産、メシアとフロンタルという不純物が代わりに残った」

「メシア?フロンタル?」

アムロは初めて聞く名だった。シロッコはそれを説明した。

「メシアはお前らが知るララア。フロンタルはこの世の怨念だ。サイアムが作り出したな」

アムロはララアの名を久しぶりに聞いた。彼女の事を聞かない訳にはいかなかった。

「シロッコ。お前はララアを拉致した。ララアはどこだ!」

「ララアはメシアとして覚醒し、フロンタルと対峙している。世界を震撼させるほどの戦いがな。その余波がどうやら目の前に現れたようだ」

アムロは振り返った。この空間に入るわけのない艦船と種別ないモビルスーツら。これがシロッコが言う異質な結果の1つなのかと。

「しかしこれは・・・」

余りに滅茶苦茶だ。すると突然出現した全ての機体、艦船が光出して、その空間から消えた。それにアムロが驚く。

「今度は一体・・・」

「アムロ中佐」

カミーユがアムロに語り掛けた。

「最早、何が起きても不思議でないんです。シロッコ将軍の抱えていた想いがそこでした」

シロッコは頷いた。

「苦渋の決断だった。カミーユくん、彼に教えるに彼のある可能性の恐怖に躊躇ったが、彼は思った以上に理解があった」

「ある可能性?」

アムロは質問した。シロッコがそれに答える。

「彼は世界を変える才能がある」

「カミーユに?」

「彼の戦闘におけるかいまみえた揺らぎ。あれは事象の地平線の彼方、理だ」

カミーユには自覚はなかった。振り返れば自分の意思の強さは増していたことが今理解できていた。
ここにきて何か魅せられた様な熱を帯びていたことに。

「私は理に触れる者たちを見てきた。ほとんどがその手前で自壊して死んでいった。私もそれに近い体験をし、意識的に閉ざした」

「近い体験?将軍もそれに触れたのですか?」

カミーユが尋ねると、シロッコは少し悩み答えた。

「間接的かな・・・。それを目覚めようとしていたものがいて、もう本能としか言いようがない。私は危険を感じ、それから離れた」

アムロはダカールのことを思い出していた。あの天変地異が自身もこれが対処できるような代物でもないと本能では悟っていた。だからあのもう一つの怪物とぶつけるという作戦に乗った。カミーユが同じことを思い出したかのようにアムロに話し掛けてた。

「中佐・・・これって」

アムロが頷く。

「ああ、ダカールの時の状況とシロッコ将軍がやろうとしていることが酷似している」

シロッコは2人が話していたことに興味を
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