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転生とらぶる
ガンダムW
1720話
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東連合などという組織は全くなかったのだから。
 そう考えると……無難にGチームに合流か?
 トレーズ派やホワイトファングに合流という可能性も決して否定は出来ないが……
 もっとも、それも今更の考えだろう。
 この状況で、もしもの話を考えたところで意味はない。
 何をするにしても、こちらとしては力の限り動くだけだ。

「話はこの辺りにして、さっさと行こうか。見ろよ、HLVの前に俺達を待ち受けている連中がいるぞ?」

 HLVの客室にある映像モニタに映し出されたのは、このHLVから降りた場所に集まっている人々。
 ノベンタ、セプテム、ベンティという現在の連合軍トップ3を始めとして、連合軍の中でもお偉方の数々。
 とてもではないが、傭兵部隊……それも俺達のような少人数の組織を迎える様子には見えない。
 もっとも、これを考えたのは恐らくセプテムなのだろうが。
 俺達をいいように使っているという自覚がある為か、出来るだけ機嫌を損ねたくないといったところか。
 まぁ、こっちとしてはしっかりと報酬を貰っている以上、その辺りはあまり気にしてないんだが。

「うわっ、マジかよ……」

 デュオの口から、驚愕の声が出る。
 ガンダムのパイロットを驚かす事が出来たと聞けば、ノベンタ辺りは喜びそうだな。
 ともあれ、こうして準備が整った以上、こちらとしても行動に出ざるを得ない。

「交渉場所からこのHLVが置かれている場所まではそれなりに距離があるけど……いざとなれば、何とでもなるか」

 俺の言葉に、全員が頷く。
 ともあれ、いつまでも向こうを待たせる訳にもいかないとして、俺達はHLVから下りていく。
 出来ればMSを持っていきたいところなんだが……それは会議に参加するという意味でも色々と難しいし、仕方がない。
 まぁ、この現状でデルマイユが何か馬鹿な事を企むとは思えないし、もし企んだとしてもどうしようもないだろう。
 既にロームフェラ財団には戦力がない。
 いや、私兵くらいならあるのかもしれないが、それでどうこう出来る程に、今の連合軍は甘くなかった。
 そうだとすれば、少しでも自分の権益を守る為に行動する方が、デルマイユの行動としてはらしいだろう。
 トレーズ派は……既にデルマイユと、いやロームフェラ財団と決定的に袂を別っている。
 そうである以上、余程の事がない限りデルマイユの指示を受けて行動はしないだろう。
 だが、その余程の事というのは……さて、どんな内容になる事なのやら。
 ともあれ、有り得ない事はこれ以上考えるまでもないとして、俺達はそのままHLVから下りていく。
 すると、それを待っていたかのように――実際に待っていたのだろうが――ノベンタが俺の方に向かって歩き出し、その後にセプテムとベンティが続
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