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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 Another
第4話 「知らないけれど知っている」
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かつて毎日使った通い慣れた道を使って登校しているが、やはり違和感がある。
人に言っても信じてはもらえないだろうが、俺はごく最近まで社会人だったのだ。だが今は小学3年生である。体も縮んでしまっており、実に小学生の制服が似合っている。
世間で言うところの春休みが明けて新学期がスタートしたわけだが、再び小学3年生を経験しているのはきっと俺だけのはずだ。
一度経験した学年をやり直すというのは何とも言い難い気分である。まあ懐かしさもあったりもするのだが。
だけど……昔からではあるが、同級生のテンションには付いていけない。子供はどうしてあんなにも元気に活発に行動できるものなのだろうか。全ての生徒がそうではないのだが。
あれこれ考えながらこれから1年間通うことになっている教室に入り、クラスメイトと簡潔に挨拶を交わしながら自分の席に座る。
「……早く学校終わらないかな」
「あんた、来て早々何言ってんのよ」
近くから声がしたので意識を向けてみると、そこには金髪の少女が呆れた顔を浮かべて立っていた。
この少女の名前はアリサ・バニングス。俺の記憶にある小学生のときの彼女と何ひとつ変わらない容姿をしている。
ただこの世界のアリサは俺の知る彼女よりも社交的なのか、それとも前と違って俺が話しかけやすくなっているのか、このように自分から話しかけてくる。
まあ意外と嫉妬深いというか、素直じゃないけどやきもちを焼く奴だからな。前の世界ではすずかと繋がりがあったからツンケンしてたところもあったけど、この世界のすずかとは繋がりがない。そのへんも親しくしてくれている理由なのかもしれない。
「そういう日もあるだろ」
「まあ……ないとは言えないけど。あたしの知る限り、あんたは毎日のように思えるんだけど?」
「ん、それは毎日俺を見ているってこと?」
「なっ……ち、違うわよ! 隣の席なんだから視界に入るだけで。勘違いしないでよね!」
大丈夫、それは分かってるから。
何の因果か……会ったことはないが存在しているという神様のせいかもしれないが、俺は見事になのは達と同じクラスになっている。席はアリサの隣ではあるが、3人のうち誰かに関われば必然的に残りの2人とも関わるようなものだ。
例えばすずかなんて、俺が工学系の本を読んでるだけで興味を持ってくれた。
だが内気な性格故か……自分から話しかけてきたりもすれば、話しかけてこなかったりするわけで。構ってほしいというか、話したいような視線を向けてくるのでこちらから話しかける羽目になったりする。まあ今は時期的に距離感を図りかねているだけかもしれないが。
「してないから安心していいよ」
「……そこまで淡々と言われるとあれね、何だか玩具にされてるような気分になってくるわ」
「まさか。確
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