0060話『クマノンの空母寮への移籍』
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らせてもらいまして食事会を楽しませてもらいましたわ。
だけどそこで酔った隼鷹さんにお酒を無理やり飲まされてわたくしは、
「とおおう…」
すぐにダウンしてしまいました。
それから頭がズキズキして鳳翔さんに水を貰いながらも宴会を眺めている時でした。
なにやらそこに提督がお店に入ってきました。
なにかご用でしょうか?
「お、早速やっているな」
「どうしたんだい提督。あたし達と一緒に飲むかい?」
「い、いや…今回は遠慮しておくよ。それと今回はスズヤンの方に用があってきたんだ」
それでジュースを飲んでいたスズヤンが声を上げて、
「およ? 私に用って何? 提督」
「うん。今回の新任務でスズヤンの力を借りたいと思ってね」
「なになに? 今回の任務ってやっぱり厳しい場所なの?」
提督とスズヤンの会話を聞き逃さないように聞いているわたくしがそこにいました。
「ああ、いや。そこまで難しくはないんだけど編成で手こずるんでね」
どんな編成でしょうか…?
「今回の編成は第七戦隊絡みなんだ」
それを聞いてなるほどと思いましたわ。
最上さんに三隈さん、そしてスズヤンに熊野を編成するおつもりなのでしょうね。
わたくしも入りたいものですが我慢ですわ。
そこにわたくしの視線に気づいた提督が、
「クマノン、すまんな。今回は君の方はおあずけになる感じになってしまうみたいだ」
「別によろしくてよ。熊野の方をよろしくお願いしますわ」
「ああ。クマノンは引き続き楽しんでいてくれ。行くぞ、スズヤン」
「了解!」
それでわたくしはスズヤンが連れてかれるのを横目に宴会を楽しませてもらいましたわ。
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