0060話『クマノンの空母寮への移籍』
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言いますか、瑞鶴さんは改二になって成長してませんでしたか…?
そこが少し謎に感じましたわ。
それとなら鳳翔さんも会員に入っているので………ッ!?
と、そこで強烈な殺気を感じましてそちらに振り向いて見ますととびっきりの笑顔の鳳翔さんがいました。
「クマノンさん…? なにか、良からぬことを考えていませんでしたか?」
「イ、イエ…滅相モゴザイマセンワ」
「そうですか。それならよいのですが…」
それでもう鳳翔さんはいつも通りに戻っていました。
この話題は今後触れてはいけませんわね。
「まぁ、それじゃクマノン。お前はお酒は飲めるかい…?」
隼鷹さんがそんな事を聞いてきました。
わたくしはあまり飲んだことはないのですわ。
レディの集まりでよく紅茶を嗜んではいますが。
あの集まりでは暁さんが最年少で背伸びしていてとても可愛らしいのですわ。
ウォースパイトさんや三隈さんも一緒だから楽しいお茶会になるのですわ。
だから隼鷹さんには申し訳ないですけど、
「あまり飲めませんわ…」
「そっかー。鈴谷の奴も碌に飲めないから酒飲み仲間を増やしたいところなんだけど最近入った大鷹は幼いしなぁ」
「そうなのですか」
「ま、いいか。鳳翔さーん、とりあえず居酒屋の予約を入れておいて! 軽空母の集まりで宴会でも開こうぜ」
「わかりました。でも飲み過ぎはダメですからね?」
「わかってるって!」
そんなやり取りが交わされて今夜は強制的に付き合わされることが決定したようですわ。
まぁ楽しみではあるんですけどね。
「それじゃクマノンさん。私達と食事でもどうですか?」
そこに祥鳳さんが声を上げてきたので、
「よろしくてよ」
「はい。それじゃ今夜楽しみにしていますね」
「わかりましたわ」
私はすぐに承諾しましたわ。
それを見ていたスズヤンが、
「クマノンもやっぱり社交的だよねー。私なんか空母寮に入ってから慣れるまで結構苦労したのが今となっては良い思いだよ」
「知っているでしょうけどわたくしは人付き合いはいい方なのですわよ。そう言うスズヤンも軽いノリですぐに溶け込めそうなものだと思いましたが…」
わたくしはそう言葉を返すと、
「そうなんだけど、空母のみんなってお堅いイメージがあってなかなか入り込めなかったんだよね」
「そうだったのですか。でしたらわたくしもようやくこちらに来れた事ですしスズヤンのために人肌脱がせて頑張らせてもらいますわ」
未だにどこかスズヤンは空母寮では浮いているみたいですし、これをきっかけにしてもっと空母の皆さんとフレンドリーな関係を築けるように頑張っていきましょう。
そして夜になってわたくしとしましては初めて訪れる居酒屋鳳翔に入
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