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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 Another
第3話 「朝からひと悶着」
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だよ、勝手に入らなくていいじゃん」
「勝手にって……何度呼んでも返事がないから入ったんだろうが。人を常識がないみたいに言うな。というか、お姉ちゃんぶりたいなら自分ひとりで起きろ」
「そ……そこまで言わなくてもいいじゃん」
拗ねてしまったのか唇を尖らせるアリシアの姿は、どう見ても自分より年上のようには見えない。今後もしあまり大きくならなかったならば、きっと彼女は年下からも年下扱いされるのだろう。
そうなった場合は同情するが、今考えても仕方がないことでもある。
アリシアという存在は一般的な流れでは死んでしまっているだけに、彼女がどのように成長していくのか知っている者はいない。
また俺は自分の知る流れと少しでも変えるためにこの世界に来た。
持っている力は鍛え上げてきた魔導師としての力と積み上げた技術者としての能力のみ。神のような奇跡を起こせるものではないのだが、未来が変化させるには十分な可能性があるだろう。今はただの目の前のことに意識を向けておくのが無難のはずだ。
そう思った俺は、ふてくされるように座っているアリシアに声を掛けながら室外へと向かう。
「先に行ってるからさっさと来いよ」
「言われなくてもすぐに行くよ〜だ!」
「ベー……って、子供だな。まあアリシアは子供か」
「子ども扱いしないで。そっちだって子供のくせに!」
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