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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十三話 大切な事
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したように言う。
「じゃあ、ティアナとは…」
「私はちゃんと仲直りできたよ。あとは、アスカ君だね。明日にでも、ちゃんと話しを聞いてあげてね?今度は大丈夫だから」
「はい、ありがとうございました!」
アスカもそれで安心したのか、いつものニパッとした笑みを浮かべた。
それと同時に、アスカの腹が豪快に鳴った。
「あー、なんか安心したら、腹減ってきちゃいました」
「あれ?ご飯食べてないの?」
「いろいろ心配事があって食欲が無かったんですけど、これでメシが食えます。ちょっと食堂に行ってきます!」
「今の時間って、食堂やってないよ?」
「レトルトの自販機があるから、それで済ませます」
そう言ってアスカは歩きだそうとしたが、改めてなのはの方を向いた。
「隊長。オレ、隊長の…隊長達の部下で本当に幸せです。こんなにオレ達を想ってくれている人達がいてくれて」
「アスカ君…」
「へへっ、失礼します!」
顔を赤らめ、照れ笑いを浮かべたアスカは急ぎ足でなのはの前から立ち去った。
その場に残されたなのは、
「幸せ、か」
その言葉を、嬉しそうに呟いた。
バッタリと出会うとはこの事だろう、と後にアスカは語る。
寮の入り口で、アスカとティアナは鉢合わせしてしまったのだ。
「「あ」」
二人とも明日話し合おうと思っていたので心の準備が出来ていない。
「あ、え、と」「う、あ、い」
ティアナもアスカも何か言わないと、と思っていても意味不明な音しか出てこない。
気まずい空気が流れる。
(早いって!まだ何も考えてないよ!)
(え?アスカ?ど、どうしよう!!)
明らかにテンパっている二人。
(こ、こうなったら!)
何もされてないのに追い詰められたアスカが行動に出る。
「その……ティアナ!ゴメン!」
「え?」
いきなり頭を下げるアスカに戸惑うティアナ。
「オレ、結局ティアナの事を何にも考えてなかった!自分の考えだけ押し付けていた!ゴメン!」
(全然言葉が足りねぇ!なんでもっと上手く言えないんだよ、オレは!)
不意打ちを喰らったとは言え、言いたい事を伝えられない事にアスカは焦る。
もっとも、焦っているのはティアナも一緒だった。
同じく不意打ちを喰らった上にアスカの先制攻撃に対応しきれないティアナ。
だからだろうか。ティアナは素直な気持ちを口に出した。
「な……何でアスカが謝るのよ。アンタは全然悪くないじゃない!」
「いや、だってもっと言い方って言うか、色々……」
「今回の騒動はどう考えたってアタシが悪かったでしょ。なのはさんにも、みんなにも迷惑を
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