少しは妹を見習ったらどうだ?
夜
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戦が見られる……ッ!!」
「なんだかいかがわしく聞こえるからやめなさい」
「せんせーだって毎回私の夜戦を見てるくせに?」
「さらにいかがわしいからやめなさい」
その後、一度休憩をはさみ、今度は俺が『新春鎮守府餅つき大会』のプリントを作る。
「んじゃいくぞー」
「はーい!」
「目を皿のように丸く広げて、よく見とけよー」
「了解! せんせーのすべてを舐め回すように見つめるよ!!」
「貴公……」
そして、俺がプリントを作り始めてから、ちょっとした異変に気付いた。
「こんな感じで、とにかくまず……川内?」
「……ん? なに?」
「いや……」
「……」
川内は、俺が操作する画面を、真剣な眼差しで、ジッと見つめ続けていた。
「……」
「……うっし」
このアホの目からは、『どんなことも見逃さない』という、川内の気迫が感じられた。その意外な真面目さに……川内の真剣で凛々しい、そして綺麗な眼差しに応えられるよう、俺は、少しだけ気合を入れて、真面目に、ゆっくりと、プリント作成する様子を川内に見せた。
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