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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 Another
第2話 「これからの居場所」
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ショウさんだけになってます。私はリニス・ナイトルナ……ショウさんの親戚ということになっていますので」
ナイトルナ……まさかここでそれが出てくるとは。
まあ血の繋がりがないよりは良いが、神様は俺の記憶を参考に必要なものだけを用意したような気がする。馴染みがあるのでありがたく思えるが、ある意味では迷惑だ。
「わたしは? テスタロッサのままでいいの?」
「良いと思いますよ。アリシアさんは別の世界から来た存在ですから、次元漂流者と考えれば問題はないでしょうし。今の時期に目立つと不味いことになるかもしれませんが」
不味いことになるかも、ではなく間違いなく不味いことになる。
おそらくこの世界のアリシアは、今もプレシアの元に居るのだ。世の中に自分と同じ顔は3人ほど居るとは言われているが、ここまで同一の存在はいないだろう。シュテルやレヴィ、ディアーチェとなのは達のそっくりさんに会ったことはあるが完璧な同一人物ではないのだから。
話が少しそれてしまったが、アリシアがなのは側・フェイト側のどちらに見つかってもややこしいことになる。そうなれば知っている流れから変わる可能性も出てくるだろう。
そうなれば先回りした行動も出来なくなり、未来が俺の知るものより残酷なものへと変化してしまうこともあるだろう。極力そうなるリスクは避けるべきだ。そうなった場合は……そうなってで対応するしかないだろうが。
「そうですね……アリシアはしばらく家からあまり出ないほうがいい気がします」
「うぅ……つまんない。でも仕方ないかな……わたしが目立つと流れが変わっちゃいそうだし。……ん、リニスさんも意外とわたしと同じ立場なんじゃ?」
「そうなりますね。プレシア側に見つかると面倒なことになりそうですし、私もしばらくはアリシアさんと同じ立場ですね」
自分と似た境遇がいることが嬉しかったのか、アリシアの顔に笑顔が弾ける。それを見たリニスさんの顔にも笑みが浮かぶ。
アリシアが人を明るくできる笑顔の持ち主であり、その子の母親だったからこそ、プレシアはあのような状態になってしまったのかもしれない。
「……なあリニスさん、時の庭園の場所は分かったりしないか? それさえ分かれば、取れる行動の幅も出てくるんだが」
「すみません、残念ですが今の私には分かりません。私は私という存在がどのような存在だったか、ということは知らされています。その頃の多少の記憶はあるんですが……流れを変える役目の大半はショウさんが担っていますので」
ということは、現状で時の庭園に向かうことはできないということか。
いや、そもそもここは俺の知る世界に酷似していても別の世界だ。乗り込んだ時の場所に時の庭園があるとは限らないし、ジュエルシードを巡る事件が同じ日に起こるかどうかも分か
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