ガンダムW
1719話
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なら、財団派との戦いの時にゼクスを逃がすんじゃなかった。
勿論エピオンは欲しいのだが、いざとなればトレーズを探し出す事は不可能じゃなかった筈だろうし。
だが、あの時はこうなると思ってなかったしな。
まさか、ロームフェラ財団が……いや、デルマイユがこうもあっさりと降伏の交渉に乗ってくるとは。
勝ち目がないのは事実だが、デルマイユの性格を考えればそれを認めるとは思えない。
少なくても、原作でのデルマイユはそうだった。
だが……この世界のデルマイユは違うのか?
それとも、もしかして俺がデルマイユの屋敷とかを襲いまくったせいとかじゃないよな?
そんな風に考えていると、ふとデュオが俺の方をじっと見ているのに気が付く。
「どうした?」
「いや、さっきW……って言い掛けてたみたいだったから、何なのかと思ってな」
目敏いな。
内心でW世界、W世界と繰り返していただけに、それが影響して思わずそう言いそうになったんだが……まぁ、その辺りはご愛敬って奴だと思いたい。
「ちょっと言い間違っただけだよ」
「ふーん。……ま、いいけどな。それより、本当にこれからどうするかねぇ……やっぱりジャンク屋か?」
「ヒルデと一緒にな」
「うるせえっ!」
俺の茶々に、デュオは顔を真っ赤にして叫ぶ。
……原作では一時期ではあっても同棲までしてた割りに、どうにも進展がないんだよな。
たまに、凛にからかわれている光景を見ると、早く一線を越えてしまえばいいのにとも思う。
もっとも、デュオはまだ15歳だ。そういうのをするにはちょっと早いのかもしれないが。
そんな風に思いながら、それでも俺はデュオをからかい続けるのだった。
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